去る8月19日(水)、福島県公立小中学校事務研究会事務研修会が、郡山市・ビッグパレットふくしまで開催されました。
午前は4つのテーマに別れての分科会、午後は全体研修会として講演会が企画されました。参加した会員からそれぞれ概要を報告していただきましたが、本日よりひとつずつ掲載させていただきますので、ごゆっくりご覧いただければと思います。
備品管理・活用システムの実践 -学校事務改善の一助とするために-
田村市立石森小学校 安藤智子 主査
第1分科会は、田村市の小中学校における備品管理についての内容で、石森小・安藤さんが発表されました。「学校事務改善の一助とするために」の研修テーマに沿った、たいへん分かりやすく聞きやすい発表でした。
内容は、「田村市における教育委員会との連携による学校事務検討改善委員会の設置と活動について」と「備品管理システム整備までの経緯及びシステムの概要そして活用実践報告」の2つのテーマにまとめられていました。
前半は、田村市の合併当時の課題、検討・改善委員会の設置、その検討部会の取り組み、また地区事務研との関係、そして学校備品管理検討部会の取り組みと運用を開始した備品管理システムの各校での使用状況が報告されました。
引き続き、購入から廃棄までのさまざまな場面を想定し、実際のデータベースシステム画面で詳細な説明がなされました。
後半は、発表者の学校での実践報告でしたが、備品保管状況や保管場所一覧、照合の様子、取り組んでみての課題などのお話がありました。また、市内2つの学校の実践事例が紹介されたあと「子どもの学びを支援するということ」についてまとめられました。
この研修の成果は、参加者の感想などとともにまとめられています。感想は多数寄せられており掲載しきれないので、一部抜粋して紹介させていただきます。
(1)さっそく田村市の備品管理システムを導入したい。
(2)このような備品管理システムが全県下で活用できるようになってほしい。
(3)データベース化に取り組んでみようという意欲がわいた。
田村市の取り組みが少しでも事務改善の一助となり、子どもたちのさまざまな学びを支えていければと願っています。
夏休み返上でこの発表に奮闘された安藤さん、お疲れ様でした。
[石井]
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