田村市の第3回方部別研修会は、11月19日・大越行政局で開催されました。全体で行ったカリキュラム研修に引き続き、田村市学校事務検討・改善委員会と兼ねて実施しましたが、部会ごとの課題について協議・研究を深めました。以下それぞれの概要です。
■学校財務事務検討部会
はじめに、部会長から6月30日に開催された検討委員会の報告がありました。各学校への定着化へ向け、年度末の校長会議において周知していただきましたが、法的に位置づけられているということを踏まえて取り組んでいかなければならないとのことでした。
前回の部会で検討課題として挙がっていた項目について次のような協議をしました。
(1)財務事務の手引‥‥様式の検討をすすめ、メール等により会員の意見を聴く。
(2)監査要項‥‥基本的事項は要項により行い、活用しやすく内容に余裕を持たせた。
部会内で再度検討を行う。
(3)準公金会計取扱基準‥‥私費負担区分について部会内で検討を行っていく。
(4)その他‥‥支出負担行為兼支出命令票添付様式の一部変更。
添付書類の訂正方法を財務端末マニュアルへ記載するよう要請。
検討委員会の報告にもあったように、各学校での定着化をめざした取り組みが必要です。これまでの取扱いを一新することはたいへん困難なことではありますが、各学校での取扱基準が異なることのないようにすすめていきたいと考えています。
[安藤]
■就学援助事務検討部会
部会に先立って「就学援助事務」についてのカリキュラム研修がありましたが、検討部会員が講師となって説明を行いました。その研修会の折にいただいた意見や、改めて気づいた点などについて話し合いが行われました。
現在検討をすすめている特別支援教育奨励費については、要綱や要領の文言の修正を経て、概ね完成に近づいているところです。使用する様式についても、いくつかの参考例を基に修正を行いながら、使いやすいものを目指して検討しています。
年明け1月になると、早いところでは新入学児童の説明会が開催され、また就学援助制度の申請事務も始まります。学校によっては、就学援助費事務担当者が教頭や養護教諭である例もあるので、手引きを活用しながらスムーズに事務処理をすすめていければと思います。
[本柳]
■学校事務情報化部会
前回実施したアンケートの集計結果より、マニュアルへの質問、意見・要望事項の内容について、市教委担当者に回答・確認していただいたものを、再度部会内で確認しました。それらの内容については、各学校へお知らせできるようにしていきます。
マニュアルの修正・追加内容を再度確認しますが、今後は次のような日程ですすめる予定です。
(1)教委事務局から現時点での最終版をいただき内容確認。(11月中に・部員全員で)
(2)気づいた点・意見などを報告。(12月17日までに・部員→部会長へ)
(3)部会長が集約して教委事務局へ報告。(12月中に・部会長)
(4)検討部会時に最終確認。(1月14日・部員全員で)
最終確認を経たマニュアルは、今年度中に共有フォルダに入れていただき、随時更新にも対応できるようにしたいと思います。
また、他の部会との連携として、文書受付処理について、パソコンで行う方法(文書のデータベース化)、手処理で行う方法、それぞれに利点があるのでは、という話題がありました。各学校の状況(パソコン環境等)も含め、引き続き情報収集していく必要があると思います。
今後も、他の部会・事務局と連絡を取りあいながらすすめていきたいと思います。
[渡邊]
■学校備品管理検討部会
備品管理システムの入力作業について、理振法適用備品の整理について、その他備品管理に関する事務の検討・改善について協議をすすめました。
備品管理システムの入力については各自すすめるようになっていますが、1年前のアンケートでは未了の会員もおり、現時点での状況が不明であることから、再度アンケートを行って進捗状況や疑問点等を把握し、結果によっては入力作業完了の期限を設定した方がいいのではないかという意見が出ました。
理振法適用備品の整理については、今年度購入予定の新学習指導要領に伴う理科・算数備品が理振法適用となれば該当になりますが、市内では理振法適用分の台帳がない学校もあるため、どのように整理するのか(備品管理システムでの整理だけでよいのか、台帳を新たに購入して整理するのか)確認する必要があります。どのような種類の補助を受けて購入するかによっても変わってくるので、市教委での確認を待つことになりました。
その他、『備品整備要領』のデータ配布状況について市教委確認、所管換備品の確実な台帳入力(取得相手先欄に○○学校よりと入力)についてアナウンスする、などについて確認しました。
システム入力についてのアンケートは、11月26日付で既にメール配信されており、12月16日までに回収、1月の検討部会で結果について協議することになっています。
[紺野]
■学校文書事務検討部会
引き続き「学校文書事務の手引(説明・様式編)」の作成に向けて、内容検討を行っています。
(1)説明編について
章ごとにページを変えるなど全体のレイアウトや、文言の修正、字句や書式の統一など、分かりやすい手引を目指して細かい検討が加えられました。
(2)様式編について
地区事務研で提案されている様式や、他の部会で検討中の様式なども踏まえながら、現状に合った内容になるようこちらも細かく検討しました。
なおそれぞれ目を通して、気づいた点については逐次担当者へ連絡することとしました。担当ごとに修正したものを部員宛メール配信し、継続して検討していきます。
[先崎]
会議はマスクはずして行うべき
投稿情報: 議事朗 | 2011/01/13 10:21