情報の共有と連携による組織的な学校事務の推進
(新潟支部)
「『情報管理・情報分野の危機管理』を実践することにより、子供の豊かな育ちを支援する学校事務」をテーマに取り組んでいる、上越市の学校事務の情報化の実践についての発表でした。
情報公開に対応した「文書管理システム」は、ネットワーク環境を支援するNPO法人や市教委とも連携して作成されます。市教委及び市内各学校から配信された文書が文書受理簿の形で配信され、受付時間短縮、文書保存・廃棄の統一、担当者・文書管理者双方から提出状況が確認できるなど、文書事務を効率的に行えてすばらしいと思いました。
指導助言の中の「校務情報化によって生まれたゆとりが、教育をより良くしようという意識と意欲の高まりにつながる。」という言葉が心に残りました。
「上越市個人情報取扱ハンドブック」について、指導助言の先生から「上越市は日本のトップを走っている。電子媒体だけでなく紙媒体についても実施手順まで具体化してありすばらしい。規則は教職員を縛るものではなく守るものだ。情報を持ち帰るなというのは困難。持ち帰りを前提とした規則を作りそれを守っていくことも大切。繰り返し研修等を行っていくことが望ましい。」というお話がありました。
また4人一組で討議が行われ、学校における情報セキュリティはどうあるべきか、事務職員として何ができるかなどについて話し合いました。今回の研修で得た情報を校内教職員に伝えていくことも事務職員にできるひとつの方法だと感じました。
[先崎]
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