今年は例年になく桜を長く楽しむことができました。おかげさまで4月末に行われた本校の運動会は、穏やかな日差しと満開の桜の下で行うことができ、時折吹く風が運ぶ桜の花びらが、運動会に花を添えてくれました。
桜が「寒さ」という厳しさを経験して初めて美しく一斉に花開くことを話してから1ヵ月が過ぎ、今は新緑がやわらかく、まぶしく輝いています。すでにこの緑の葉が、太陽光の恵みを受けて、次のつぼみのために、せっせと休眠物質を溜め込んでいます。
そう、次に繋ぐための活動はすでに始まっているのです。「眠っているようで眠っていない」植物の生命力もまた神秘的ですばらしいと感じますね。
さて、今年度も地区事務研の会長となり、3年目となりました。会員の皆さんと共に、学校事務職員のあるべき姿をめざして、努力していきたいと思っています。
今年度の活動の柱となる「研究・研修ガイドライン」(平成20年度策定)の改訂は、さらに全領域に渡るバランスの取れた研修が進められるように、研修項目や達成目標や研修内容の見直しを検討し、会員の資質及び実践力の向上のため、学校教育や社会情勢の変化に対応したより良いものへと見直されることになります。
「田村地区公立小中学校事務研究会活動の概要・方針」に基づき、より身近なものが出来上がることを望むところです。
県事務研からは「グランドデザイン」が提示されました。学校事務職員の目指す姿「教育を推進する学校事務職員」「教育機関との連携を図る学校事務職員」「地域社会に貢献する学校事務職員」を目標に、地区事務研として何に取り組んでいけばいいのか、会員として何をしていけばいいのかが、具体的になってきます。
今年度の活動もこれまでに研修してきたことを土台として、それぞれの目指すもの、目標としていることに少しでも近づけるように取り組んでいきましょう。手法がわかったら次は実践です。行動を起こすことが、活動のテーマ 〈学校事務の夢をかたちに〉−子どもの豊かな学び・育ちを支援する学校事務の確立− につながっていきます。
無駄なものは何一つありません。さまざまな連携を大切にし「一人だけど一人じゃない」学校事務職員であることを自覚しそれを力にして、子ども達のために、先生方のために、さらには学校や地域のために頑張っていきましょう。
今年度もよろしくお願いします。
会長 林 みどり
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