第3回主題別研究会も9月24日に開催されました。前回の研究会は7月でしたから、研究経過等に大きな進展はありません。研究班ごと資料を持ち寄り、また各校での実践状況などをもとに協議をすすめ、責任者を中心に年度末・第3年次のまとめに向けて取り組んでいるところです。
今回はそれぞれの協議内容・進捗状況等を簡単にお伝えすることにします。
■事務運営
先の県事務研修会の際、講師の先生がおっしゃった「教育目標達成へ向けた事務職員の積極的な関わり」について、予算での関わり、教育課程編成への関わり、校舎巡視や授業参加など、各校での具体的な事例を出し合いながら、協議をすすめました。
また、広報委員会が提供している「じむプランナー」を学校用に編集し直して利用したり、昨年の今頃は○○を購入した‥‥という記録から計画的な物品購入を促すよう工夫したり、という実践にはとても感心しました。それぞれの課題等も含め、校内会計システムや総合学習の予算執行の取組みなど、たいへん有意義な情報交換もできました。
それぞれの実践記録を持ち寄り、班全体で3年間のまとめをしていくことになります。
[本田]
■文書管理
主に電子データの管理をどのようにすすめるのが良いかということについて、各校の現状などを話題にしながら協議をすすめました。
前回の協議から、ファイル名の付け方についてのルールづくりや、校内ファイルサーバ等のフォルダ体系見直しなどについても検討しています。特にフォルダ管理については各校の実情により大きく異なることがわかりましたが、さまざまな事例を逆に活かしながら情報管理のモデル案づくりをすすめています。
[仲澤]
■予算運営
今回は、それぞれの学校で取り組んでいること、取り組んでみたいことについての情報交換を中心にすすめました。
行事毎に必要な予算について、公費・私費からどれだけ支出できるかを用紙1枚にわかりやすくまとめて全職員へ説明・配布したという報告や、教科毎に必要な消耗品について担当者から早めに希望書をあげてもらっているという実践例などから、教員との日常的・積極的な連携が大切だなと改めて思いました。
また、夏休みを利用して学校図書館の模様替えを行ったという報告がありましたが、さまざまな出費が伴っても、全職員で意見を出し合い協力して作業をした結果、たいへん使いやすい図書館に生まれ変わったとのことでした。
学校・地域によって予算の特性や違いはありますが、学校事務職員としてできること、やらなければならないことを考え、子どもたちが安心して学校に通えるよう、子どもたちにより良い学習環境を提供していけるよう、引き続き研究を推進していきます。
[渡邊]
■財務事務
前回同様、研究のまとめに向けて、公費私費アンケート、学校財務・経理などを中心に話し合いをしています。
公費・私費アンケート調査については、集計や分析を行っているところですが、過去の結果との比較も踏まえて、公費・私費区分表の案を作成することにしています。
また、財務取扱要綱、予算委員会の設置状況についての実践状況や、三春町事務改善委員会の実践状況等を確認し、各学校での実践に結びつけながらまとめていきたいと考えています。
[松坂]
■施設管理
前回からの継続で、日常の取り組みや疑問点についての情報交換を行いました。
また、施設管理の一助となるように校舎施設管理書(マニュアル)を作成することとなりましたが、夏季休業中に施設管理マニュアル作成の作業を進めた部員が多くみられ、わかりやすい機械操作方法の写真付きマニュアルなど、資料提供もたくさんありました。
情報交換により、自校のマニュアルに足りない部分などがわかり、どのような項目を盛り込んでいけばいいのかという具体的な部分がわかるよい機会となりました。
研究もまとめの時期が近づいてきましたが、マニュアルの完成などしっかりと成果を残せるよう、それぞれ引き続き作業をすすめていきます。
[紺野]
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