今回のカリキュラム研修は、10月15日・方部別研修に合わせて実施されました。地区全体の計画に従って作成された資料をもとに、方部ごとにすすめるという形です。
今回は災害給付のうち「独立行政法人日本スポーツ振興センター」の災害共済給付制度についての研修でした。一般に養護教諭の担当する内容ではありますが、直接・間接を問わず関わる例が少なくないことから、制度全般・概要を理解して適切な事務処理ができるようにすることを目的としました。
研修資料は次のような内容でしたが、いずれも講義形式で研修がすすめられました。
・給付の対象となる「学校管理下」と災害の範囲
・加入手続きと共済掛金の額
・加入手続と共済掛金の額
・給付を受ける手続き
・学校の管理下の死亡・障害事例と事故防止の留意点について
〇田村市方部の研修から
関連資料として、「学校の管理下の死亡・傷害事例と事故防止の留意点」という資料が配布された他、講師を努めた方の学校で利用している、保護者向け説明用の通知文書なども見ることができた。
普段は主に養護教諭が担当する分野のため理解していない部分が多かったが、制度の内容に触れる良い機会となった。
〇三春町方部の研修から
免責の関係もあると思うが、「子育て支援医療助成」制度により児童の医療費負担が少なくなってきた昨今、制度への加入の是非、あるいは掛金額の少額化などの議論も出てくるのではないかという意見もあった。
事後のアンケートによると、内容の理解度は5割以上という結果でしたが、概要を理解するという目的はおおむねクリアできたかと思われます。少人数での研修となったため、質疑や意見なども出しやすかったようです。
また、担当する分野ではないが、事務職員として理解しておくべき内容も少なくないので、資料を参考に更に勉強しなければならないと感じた、学校では直接担当していないがたいへん参考になった、といった回答が多く寄せられました。
3方部に分かれての研修ではありましたが、同じ資料を用いてグループ感覚で研修ができて、たいへん良かったと思います。
[伊藤]
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