カリキュラム経営への参画
福島大学総合教育研究センター 渡辺博志 准教授
はじめに、福島大学総合教育センターの業務紹介がありました。
センターの業務は「現職教職員の現代化を推進することであり、今年度の事務職員研修では、今後の学校事務の方向性を中心に実施した。次年度は課題をふまえ、より充実した研修を企画したい。」とのことでした。来年度の参加をおすすめします。
当日の研修のテーマについて、まず「経営」をキーワードとして、教員とは別な視点で「カリキュラム」について確認する、というところから本題の研修が始まりました。
研修はパソコンでのプレゼンテーションと、渡辺先生が研修会で使用する「研修ナビ」(ワンペーパーで図解した説明資料)によりすすめられ、学校経営に参画するための学校事務の取り組み方について解説していただきました。
要点(特に伝えたいこと)は次のとおりです。
(1)「教育課程」を自校の実態に即して実施に移すための諸方策が
「カリキュラム」である。
(2)学校力を高めるためには、「結集力」と「対応に同じ価値観」を
持ち、さらに「職種・年代を超えた議論」があることが大切である。
(3)学校経営に参画する事務職員を目指すためには、総務領域を担う
「鳥の目」と具体的実態を把握する「虫の目」が必要である。
(総合的な目)
(4)学校の思いや願いを具現化できる綿密な計画力と企画力が必要で
ある。「見える化」(可視化)が必要。
(5)企画力の向上についてはまだ確立したものがないので、これから
の研究対象である。
特にこれから求められることは、「マネジメント力」と自分の考えを相手に伝えるための「表現力」であり、それらの力を高めるための研修の必要性を改めて感じました。
[石田]
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