研究テーマ:
教育課程を効果的な予算計画で支えちゃおう! Part 2
各学校の実態や特色に合わせた計画的な予算執行をするうえでも、事務職員として自校の教育課程を理解し、予算面から教育課程編成に参画することが必要になってきます。児童生徒によりよい学習環境を提供していくためにも、教育課程と予算とを関連づけて教員へわかりやすく提案する方法を探っていきます。
「Part 2」とあるように、前回・平成16年度〜18年度から引き続いての研究であるので、それらの実践と反省を生かし、改善を加えながらすすめていこうと考えています。
19年度は、新メンバーを中心に、「教育課程・教育計画と予算に関するアンケート」を実施しました。
アンケート内容から「過去に、予算が入っている(掲載されている)教育計画を使用したことがある」と答えた教員は少数でしたが、学校によっては、教員(管理職や教務)からも積極的な働きかけがあり、予算関連の掲載がすすめられているところもありました。ただ、学校により記載様式や内容が様々であるので、部会で一斉にすすめていくのは難しい面もあると感じています。
20年度は、各校の予算状況(公費・私費)についての情報交換を行いました。どの項目からどんなものを支出しているか、市町・小中による違い(特徴)を知ることができ、大変有意義でした。
また、特に研究が推進されている小野新町小学校のその後の実践について、話を聞きながら研鑽を深めました。事務職員と教員とがそれぞれの立場を理解・尊重し、作業をすすめているところが大変素晴らしいと思いました。
21年度は、研究3年次となります。今までの話し合いの中で、次のように各校が抱えている課題がいくつか挙げられています。
○公費
・校内での具体的な配分方法
・購入伺いから支出に至るまでのシステム化の定着
○私費
・集金の目的・必要性などについての見直し・再検討など
教員への具体的なはたらきかけを含め、部員それぞれが各校で実践できることからすすめていきたいと考えています。
児童生徒が安心・安全に学校生活を送れる学習環境を提供できるよう、少しずつですが行動(実践)していきたいと思っています。
[渡邊]
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