去る9月11日に開催された第3回事務職員研修会。今回の研修カリキュラムテーマは「学校組織マネジメント」でしたが、会員の古道小学校・石田さんより講義いただきました。
石田さんは独立行政法人教員研修センターで開催された「平成16年度各地域の中核となる事務職員の育成を目的とした研修」に参加し、そこで「学校組織マネジメント」研修も受講なさっています。それをもとに平成17年度には県事務研究大会で報告・研究発表もなさっており、当時の資料をベースにしながら講義をすすめてくださいました。
組織マネジメントについて細かく報告するのは困難なので省略しますが、課題や目標に向かって、あるいは成果や特色をさらに高めていくためには、個々に対応するのではなくそれぞれの得意分野を活かしながら協働で組織として力を発揮していくことが重要‥‥ということだろうと思いました。
そのためには、いかに課題を明確にしていくか、どのような要因があるのかなど、さまざまな場面で現状を分析する意識が必要になってきますが、強みを活かし弱みを克服できる組織の在り方が、今後強く求められるということでしょう。各校での分析を通して私たち学校事務職員の役割を明確にして仕事をすすめなければなりませんね。
私たちの活動も、ひとつひとつ分析しながら次の取り組みへ活かしていかなければなりません。そうした繰り返しがPDCAサイクルを形成していくことにもなります。活動テーマ「学校事務の夢をかたちに」を考えるとき、いったい何がどのように作用しているのか、どうしなければならないのかが、少しずつ見えてくるのではないかと思います。
学校組織マネジメントについては、これまで具体的な研修をする機会が少なく、今回も委員会の企画の段階から難しいのではないかという意見も出てはいたのですが、研修後のアンケートでは「良い勉強になった」「さらに内容を深めていきたい」という感想もかなり多かったようです。
今回は「あくまで概要です‥‥」という講義でしたが、学校における組織マネジメントの必要性などを強く感じてもらえたのではないかと思います。内容も充実しており時間が足りないぐらいだと感じた方も多かったようなので、機会があれば経験年数別研修会や実技の時間を確保してすすめる研修を改めて企画できればよいのではないかと思っています。
[先崎研修委員]
※「学校組織マネジメント研修-すべての事務職員のために-(モデルカリキュラム)」は、文部科学省ホームページからダウンロードできます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kenshu/05031101/002.pdf
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