コンピュータ実技研修は「PCスキルアッププログラム」によってすすめられています。
スキルアッププログラムは、学校事務では欠かせないワープロ、表計算、データベース、OSやネットワーク関係の4つの分野について、それぞれ基本的なことから応用的なことまでを15単位に分けて学習するように編成されています。
各単位ごとに会員が作成する研修マニュアルを活用してすすめるようにしていますが、実践的なそれは20ページを超えるものも少なくなく、たいへん貴重な資料でもあります。
今回は、希望の多い表計算(エクセル)とデータベース(ファイルメーカー)について研修することとし、事前に会員からの希望を取りまとめ、それぞれ2つに分かれ・計4班ですすめました。
各班の研修状況・感想は次のとおりです。
■表計算1 第1班は、「表計算の特長を知ろう!」という一番最初の単元でした。エクセルの画面に映るそれぞれの名称やはたらきなどからていねいに解説していただき、何かとても身近なものになったような気がしました。
しかし実際には、メニューひとつを取ってもたくさんの機能が含まれていて、その奥深さを垣間見たような気もしました。でもそれぞれがとても便利な機能で、操作するたびに感動したり、なるほどと納得したり、あっという間に時間が過ぎていったような気がします。
とりあえず使っていたエクセルですが、計算式や関数とセルとの関係がわかって、予算書や決算書づくりに挑戦してみたいと思いました。少ない人数で、また個別にフォローしていただきながらすすめられたので、とても助かりました。
[AS]
■表計算2 第2班は、表計算の応用編「さらに便利な使い方をマスターしよう!」で、「一目瞭然グラフの効果」「こんな様式まで作っちゃおう」の2単位について研修しました。
恥ずかしながら初めてグラフを作成しました!エクセルでこんなに簡単に作成できることを知らなかったのは私ぐらいでしょうか‥‥。基本的なことは教えていただいたので、忘れないうちにどんどん使っていかなければと思いました。
また、後半は「文書処理簿」を作成するというものでしたが、「発信者・発遣先」「担当者」などをリスト登録したり、「収発月日」「報告期限」等に日付しか入力できないようにデータの制限をしたり、縦参照関数(VLOOKUP)を使用して分類番号から保管帳簿名を引き当てるように入力したりと、いろいろ学ばせていただきました。
こんなに便利な機能があるのに使いこなせないでいるのが情けないです‥‥。日々の仕事の中でどんどん利用できるようになりたいと思っています。
[SK]
■データベース1 第3班は、データベースソフト・ファイルメーカーの「基本的な使い方を覚えよう!」というテーマで、有名な「旅費大福帖」を使いこなそう!を目標にした研修でした。
旅費大福帖を使っているとは言っても、正直なところ日常では打ち込むだけで終わってしまい、便利な検索方法や簡単なリストづくりなどまではわかっていませんでした。しかし「こんなことができちゃう」ということを知って、たいへん良かったと思っています。さっそくいろいろ使ってみたいと思います。ありがとうございました。
[TJ]
初の夏季研修会参加で、またパソコン研修ということで若干の緊張はありましたが、「だいふくくんを覚えるぞ」という意気込みで一番前の席を陣取りました(^_^)。
ずっと使わせていただいていましたが、知らなかった機能がたくさんあり、とても勉強になりました。さっそく覚えたての機能を使いながら、今月分の旅行命令書を簡単に作っちゃうぞ!と燃えています!(^^)!。
「ありがとうだいふくくん」
[SS]
■データベース2 第4班は、「事例を参考にしてみよう!」というファイルメーカーの応用編でした。「例えば学校集金名簿だったら」というテーマで、便利な集金管理システムを考えるものです。
最初に、講師の実践状況について紹介がありましたが、口座振替による集金事務の流れがデータベースできちんと実現されていて感心しました。
引き続き、それぞれ自校の状況に合わせた集金名簿づくりからシステムを構築する作業に移りました。各所で新たな機能が見つかったり、とても便利な機能があったりと、勉強になる点が多々ありました。
が、やはりデータベースソフトに慣れていないというか、仕組みをもう少し理解しないと自校化も難しいと感じました。データベースで何をどんなふうに構築しているのかというところを細かくわかっていないと、自分で作っていく作業が中断してしまいます‥‥。そのへんの研修がまた別に必要なんだと思いました。
時間的に厳しいことはわかっていますが、やはり、ポイントを押さえた、継続性のある研修ができればなぁと思ってしまいます。
[IT]
コンピュータ実技研修は、時間があっという間に過ぎてしまうため、半日たっぷり時間を確保してすすめる必要があります。従って年間2回企画するのがやっとであり、プログラムはまだまだ消化し切れません。
そうは言っても、田村地区のコンピュータ研修はかなり長い歴史?があり、それなりにスキルアップ、ボトムアップしてきていると思っています。まだまだみんなが簡単にというところまでは行っていない電子メールなども、全員登録のメーリングリストで当たり前のように情報交換しながら取り組んでいます。そのメーリングリストの活用などについても、いずれご紹介したいと考えています。
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