今年はまるで「基本研修」の当たり年という感じで、このあとも数名が受講する予定です。
以前に受講した会員からの報告が掲載されていますので、今回は6月半ばに受講した様子をコンパクトにまとめていただきましたが、こうした研修の機会はとても重要であると同時に、さらに学校事務の専門的な研修の必要性が自ずと見えてくるようでもあります。
■信頼される公務員[信頼される公務員となるために必要な心構えについて講話を通して考える]
公務は住民の信頼の上に成り立つこと不祥事を起こすのは特別な人ではないことを学びました。
■時代の変化と意識改革[自治体を取り巻く時代潮流を認識し、どのように公務に臨むべきかの意識改革を図る]
今の年金制度や介護制度は人口が増加している事が前提で成り立つもので、減少の時代にも維持・持続できる制度に変えていかなければならないこと。国の枠組みが変わるなか、自分の担当する仕事がどのように・なぜ変わっているかを知る必要があり、自分の自治体がどう対応するのかを考える必要がある(政策形成能力)こと。などを学びました。
■メンタルヘルス[職場における自己のメンタルヘルスの維持の方法について学ぶ]
メンタルヘルスとして臨床動作法を学びました。
■自立的な学習能力の育成[これまでの業務の経験や習得した知識・能力を振り返ることにより、自らの強みや弱みを把握し、役割を認識して問題意識を持ち、期待される能力の自己開発を設計する]
自分の能力や現状や仕事観・志向性を把握し、組織を取り巻く課題を認識した上で目指すべきキャリアビジョンを明確にし、その実現に向けての行動計画書をシートを作成したりグループで発表したりしながら作成していきました。
■研修を終えて
自分の強みと弱みや志向性が分かり、近い将来に実現したい目標のために何に取り組みどんな能力をつけなければならないかが分かりました。
しかし、ひとり職の職場内のみではその実現は難しく、地区事務研究会や方部研究会での取り組みがいかに大切であるかを痛感しました。[ET]
コメント