輝かしい新年をお迎えのことと拝察いたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
だけではちょっとかっこつかないようなので、新年にあたり私には珍しく書籍等の紹介をしてみます。
1 ライフハック大全[KADOKAWA 1,500円(税別)]
日々の仕事ではさまざまな難題にぶつかるものですが、その課題解決にきっと役立つと思われる250ものヒントが満載です。いわゆる処世術でもあり、仕事はもちろん生活全般においても手放せなくなる1冊かもしれません。
学事出版の「従事するからつかさどるへ(1,500円 税別)」、ぎょうせいからは「Q&A学校事務実務必携(加除式台本7,700円、追録3,000円 どちらも税別)」の案内が届きましたが、我々にとっての「専門書」とは違った、読むだけでなく使い込んでいく即戦力の実用書‥‥と言えそうです。
2 予想どおりに不合理[早川書房 900円(税別)]
ちょっとお堅いイメージの「行動経済学」、しかもかなりのボリューム‥‥。アマゾンで勢いでポチッたのですが、届いて開封した瞬間敬遠したくなりました。
しかし、章立て・テーマだけを見てみてもかなり興味深いものばかり。とりあえずパラパラと読み始めたのですが、その行動例は自分もそうそうあるあるの不合理性。
実は時間がない中で読み進められず、途中で止まっていたのです。一気に読もうなんて思わず「ライフハック」にあるように少しずつ、1章ずつ再スタートしたところです。
シリーズ「不合理だからうまくいく」もこのあと読んでみる予定。
3 ふくしま手帳 2018[日進堂印刷所 1,000円(税別)]
手帳ですから「本」とは言えないのですが‥‥。
我々の仕事って、なかなか様式などが統一されませんね。条例や規則にとらわれず自分たちで何かひとつくらい同じものを使ってみてはどうか‥‥ずっとそう思っています。差し迫った仕事、実務こそまず第一ですけどね。
しかしその仕事の結果を、生活パターンを、来年に活かすべく書き続けていくことが、意外にも「ライフハック」なんですよね。手帳を統一して何が変わるの? 知る由もありません。が、ひょっとしたら1年後に何かわかるかも。記録は無駄にはなりません。
ふくしま情報たっぷりの親しみやすそうな1冊があることを知って手に入れたところです。2018年、みんなで使ってみませんか?
さて、新年を迎えたところで何ですが、30年続いた平成の時代も間もなく幕を閉じることになるようです。皆さんが見据えるべきは2018年よりも次の時代。新しい感覚を身に付け、その感覚に対応していかなければなりません。学校事務を学校事務と捉えていてはいけないのかもしれません。対極から、あるいはさらに包括的に、学校の業務というものを全く新しく考え直してみる必要もありそうです。
大切なのは、学校事務の中で考えることではなく、社会一般のノウハウからも見つけ出していくこと。大切なのは、自分の経験だけでなく、先人の論証にも謙虚に学ぶこと。大切なのは、単純な想定ではなく、日々の記録を積み重ねてしっかり検分すること。
つまり、いややっぱり、広報、研修、研究という3つの活動に行き着くのです。
無理は禁物ですが、いろいろやっていれば棒に当たるかな。
今年もそうやってワンダフルな1年にしていきましょう。
会長 橋本広治
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