7月26日、田村市立滝根小学校を会場に、地区事務研究会・第2回事務職員研修会が開催されました。
滝根小学校は、市内滝根町の滝根・菅谷・広瀬、3小学校が統合して 28年4月開校しましたが、同年6月に新しい校舎が完成したばかりの小学校です。昨年は引越直後の落ち着かない時期で控えさせていただきましたが、約1年経過したこの機会に、特に子どもたちの安全という観点で視察させていただきました。
研修領域:施設管理
研修項目:子どもたちの安全・施設の維持管理
研修の目的:
(1)新校舎を見学して、自校の施設管理に役立てられる工夫等について学ぶ。
(2)子どもたちが安全に楽しく学ぶために工夫されていることや、
維持管理・防犯対策上の課題について学び、自校の課題解決に
ついて考える機会とする。
校舎視察に先立ち、安瀬一正校長先生より「学校経営と新校舎の安全管理」と題して、校舎・施設へ込めた思いと施設管理のさまざまな観点などについてご講話をいただきました。
子どもたちが安全に楽しく学ぶために、安全で快適な学校生活を送るために、事務職員としての立場から学校経営に参画していくことの重要性を、ご講話で感じることができました。また、校長先生自身の豊富な経験が、この校舎づくり・学校づくりの随所に生かされ、学校ぐるみで運営されている様子を知ることもできました。
その後、たっぷりと時間をかけて校舎を視察させていただきました。学校内を「森」に見立て、各階に天・地・人のコンセプトで掲示を行うなど、楽しく学ぶ工夫も見られます。
教科ではなく学年ごとに行う教材管理、スペースを確保し見える化を図った備品管理、引き渡し後に行った安全のためのさまざまな工夫、効率的で安全な物品管理の在り方、それらをすすめるためにチームとして連携し積極的に参画する意識の重要性など、学校事務職員として改めて考えさせられるポイントがたくさんありました。
事務職員の学校経営参画の一観点として、施設の安全管理がありますが、子どもたちの目線に立った安全点検が必要だと感じたり、また、子どもたちを安全に守るための手段を学ぶことができた研修だったと思います。
まだ梅雨の明けない時期ながら、この日ばかりは夏空が広がる好天に恵まれましたが、広く快適な部屋で研修がすすめられ、また冷たいお茶のおもてなしなど、こころよく受け入れてくださったことに深く感謝いたします。
[宗像裕]
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