小中学校事務職員は、基本的に単数配置であることから、OJTとして他の事務職員の仕事などを見る機会が極めて少ないのが現状です。実践発表を聴くことで自己啓発と意識改革を図り、また経験交流を深め、それぞれの事務改善を推進したいと考え、この研修を企画しています。
「隣の学校事務」と題して、地区内中学校3校の取り組みを発表していただいた昨年度の実践報告会でしたが、ぜひ小学校の実践発表もお聴きしたいという声がたくさん寄せられていました。
そこで今回は、小野町・飯豊小、田村市・緑小、三春町・岩江小、3小学校の実践内容を発表していただくことにしました。7月28日、第2回事務職員研修会の一コマです。
それぞれ、集金事務改善に向けて、文書管理事務改善の様子、保護者負担軽減の取り組みについて、分かりやすく会員にとってたいへん有意義な研修となりました。プレゼンテーションや配布資料の作成等、忙しい中で発表にあたっての準備にも感謝します。
発表の後、短時間ではありましたがグループ協議の時間を設け、各市町の財務や交付金の違いなど情報交換をすることもできて、一層理解が深まったと思っています。
いつものように実施したアンケートの結果、取り組みの様子はもちろん、日常の学校生活の雰囲気などまで伝わってきて、ぜひまた来年度も実施してほしいという意見が多かったようです。
一方、グループ協議に関しては、論点がやや曖昧で話し合いが難しかったグループもあったようで、予め協議のポイントをいくつか示すべきだったと反省しています。
しかし、市町間で補助金についての情報交換ができて参考になった、各市町での違いが分かりやすくて良いのではないか、など同じ領域の発表に絞ってみることにも意味がありそうだと感じました。
さまざまな意見が寄せられましたが、さらに検討を加えながら「Part 3」を企画していきたいと考えています。
[先崎]
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