■ステップアップ講座 III・危機管理と災害への備え 〜学校として準備すべきこと〜
講師:福島県生活環境部 災害対策課 防災専門監 菅野 様
自衛隊での豊富な経験をもとに、時折ユーモアも交えながらの研修となりました。
まず、危機とは何か、危機管理とは何かという基本的なことを改めて確認することができました。
自然災害、原子力災害、外国からの侵略・テロ等、大規模な事故など、突発的に予想外の事態が起き、当初その状況が不明または曖昧であることが危機の特性であり、危機管理とは、危機の発生を事前に予防し、危機事態への対応を可及的速やかに実施し、被害・損失を最小限にすることだということです。
また、危機事態への対応時には、人命を最優先に行動することと、過去の成功体験を踏襲するだけではなく、失敗の問題点等について深く考察することが大切であるということでした。(第二次世界大戦ミッドウェー海戦の失策を例にしながらだったのですが、自衛隊出身なので男性向けの話でゴメンなさい、だそうです。)
そして、災害に対する日頃の備えとして、学校で準備する備蓄品や防災計画の策定、防災訓練の実施など具体的な内容について知ることができました。
最後のまとめは、「災害は必ずやって来る(忘れたとき、都合の悪い時に来る)」、「普段からの心構えと備えが大事である(普段していないことはいざというときになってもできない)」ということでした。
東日本大震災から3年半が経ち、少しずつ忘れてしまっていることもあり、身を引き締めて災害等への備えを心掛けていきたいと思いました。
[佐藤]
コメント