第4分科会:
学びを支援するアプローチ 〜学校備品の有効活用から〜
第33回福島県公立小中学校事務研究大会の第4分科会に参加しました。
今回のテーマは、備品の貸借についてでした。話を聞いていると今現在都路地区の小中連携で実践している備品の貸借と通ずるところがあり、とても参考になりました。
現在都路地区の小中連携で実践しているのは、都路中学校、古道小学校、岩井沢小学校間で備品台帳を交換してお互いの現有備品を把握し、「都路町学校備品貸出・借入簿」を利用することで借用書を簡易化して備品の貸借を行うことです。始まってまだ日も浅いため数多くの備品を貸借しているわけではありませんが、これから活用していければと思っています。
今回の分科会で参考になったのは、使用頻度が少ないにもかかわらず高額の備品は、その備品を所有している学校から借りて使用することでわざわざ購入する必要がないということです。その予算を他の備品(購入)にまわすことで、予算を有効活用できると思い、ここで聞いたことを生かしていきたいと思いました。
また最後にお聴きした歌川先生の話で印象に残ったのは「事務職員が教育課程を理解するというよりは、専門の教員と手を取って協力し合って管理する必要があり、そのために教員の意識改革が大切である。」という部分でした。
備品を教育活動に有効に活用するために、選定、購入、照合、廃棄、も教員とパートナーシップをもって取り組むことの必要性を再認識できる話だったと思います。
また授業等を見学して、どういった物が必要か、さらには、備品の使用方法をサポートしたりすることも使いやすい備品管理に必要なことだともおっしゃっていて参考になりました。
教育計画を作る段階で、その授業にどういった備品や消耗品が必要かを挙げてもらえば、いざ必要になった時に現品がないという状況が起きないため、教員の協力を得て効率よくすすめていきたいと思いました。
[桑名]
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