最近、脳科学を題材にした番組がありますが、男性と女性との脳の違いについて、なるほどと思えることがあるので、面白いなと思って見ています。ある講演会の資料に次のような事が書いてあり、目に留まったので紹介してみます。
原始時代、「男性は通常狩りに行って食糧を調達する。女性は近くの人と調和を図りながら木の実を採ったり自分の子どもや周りの子ども達を育てたりする。」このような生活が長かったために男性と女性の脳はさまざまな違いをもつようになったようです。
ですから、男性は生きるために、何時間も自問自答を繰り返して効果的な方法で獲物をしとめようとして来たし、女性は人とのコミュニケーションを大切にして、より良い生活環境を築くことが上手で、微妙な表情で何を訴えているのかが判断できるようになっていきました。
このような脳の違いから、コミュニケーションに求める欲求の違いも明らかで、男性は、段取り・書類・報告を重視し、ひとつに集中してスッキリ解決したいと思うし、出世も望みます。女性は、話しながら気持ちを分かち合いながら共感したいという欲求があります。
この違いが明らかに出るのが買い物の時。買い物に付き合った男性が女性とトラブルになることはよくあるパターンです。男性は自分の欲しいものを手に入れる時、入ったお店に希望のものがあれば多少店員の対応が悪かろうが必要な情報が入手でき、納得すれば購入します。女性はコミュニケーションを重視しますから、対応の悪い店員や雰囲気の悪いお店では購入しないことが多く、何件もお店を回り時間をかけることも少なくありません。これがトラブルの原因となります。
仕事にもこれがはっきり現れることが多々あるようです。お互いの違いを理解し認め合いながら、上手に仕事に生かせれば、きっとうまくいくのでしょうね。
会長 林みどり
コメント