かなり遅くなってしまい申し訳ありません。7月27日に開催された地区事務研夏季研修会の様子についてお伝えします。
各学校において通勤や住居など諸手当を認定するようになって久しいですが、それに伴い事務職員の責任も大きくなってきました。今回のカリキュラム研修は「自主点検表から考える諸手当認定の注意点」をテーマに、基本事例を再点検しながら意見交換をする形ですすめられました。
手当を認定する際、誤りを見落としてしまうことにより、いずれ多額の返納事務などが起こってしまいます。各校ではすでに実施しているところも多いと思われますが、定期的に自主点検を実施することにより、誤りの早期発見も可能となり、入力データの修正に要する長い時間を、少しでも子どもたちの学びの支援に向けることができるのではないかと考えました。
今回は、実際の認定書類を使用しながら、自主点検表にある項目からいくつかの点について取り上げ全員で確認を行ってみました。
研修後のアンケートには次のような回答がありました。
・基本に立ち返り再確認をする良い機会であった。
・PC利用によりデータの打ち直しでの提出が主流になっているため、
その際の見直しをする意識付けになった。
・手当認定に関する不明点を集約し、それをみんなで考えてみるという
時間を設定すれば、実務経験の少ない会員からも質疑が出たのでは。
・もう少し幅広く事例を募ってやってみるのもよいのではないか。
・事例の提示がもう少しあればよかった。
提示事例の少なさについての意見も多かったのですが、個人情報保護などの関係もあり他の職員の事例は使用せず、可能な範囲で講師本人の実際の認定事例を使用することにとどめ、そこから自分で誤りなどに気づくことを訴えていきたいと考えました。今回は提示できる事例が限られてしまいましたが、幅広い事例を募っての検証等は、今後の参考にさせていただきたいと考えています。
それらも含め、今後に向けた貴重な意見をいただくことができました。これを機会に自主点検表の活用を‥‥という方が少なくなかったということで、少しでも今回の研修は効果があったのではないかと受け止めています。
実務経験が多い会員のお話をお聞きできればと思いましたが、みなさん遠慮されているのかあまりお聞きすることができませんでした。今後、何かの機会に手当認定などにおいて気をつけていることや経験談などお聞きすることができればと思っています。
[研修委員長 柳沼]
コメント