今回のカリキュラム研修も、方部別研修会に合わせて市町ごとに実施しました。小野町は11月12日、田村市と三春町は11月19日に開催しました。
テーマは「就学援助」ですが、今回は就学援助制度・特別支援教育就学奨励事業を理解し、教育委員会と連携しながら保護者からの連絡・相談が適切に行えるようにと企画しました。
就学援助事務処理要領や資料をもとに講義形式で研修をすすめ、その後小野町と三春町では自由協議、田村市では質疑の時間を設けたうえで全体協議を行いました。市町ごとの概要は以下のとおりです。
〇小野町
「学校事務の手引」を参考に講師が作成した資料を説明した後、自由に協議していただく形での研修となり、たくさんの意見などが出されました。
町のHPには就学援助制度の概要は掲載されているものの、広報などでは制度に関する記事が掲載されていません。他の自治体において保護者向け周知文書を作成した取り組みにより申請者が増えたという事例などを参考に、小野町でも保護者向けにお知らせなどを作成して、広く周知していくことができればという案も出るなど、中身の濃い研修となりました。
〇田村市
平成20年1月に開催された市教委主催就学援助事務説明会以来の研修となりました。
就学援助事務処理要領に沿って、事務内容の確認を行うことができました。また、講師から参議院企画調整室編纂の「子どもの貧困と就学制度」(リンクはPDFファイル)という資料が配布され、国庫補助制度廃止後の就学援助制度における自治体の違いなども、詳しく知ることができました。
研修の後、区域外通学児童生徒にかかる援助事務のすすめ方など、処理要領の改善についても意見をいただくことができました。
〇三春町
田村市方部から情報提供を受け、同様に「子どもの貧困と就学制度」の資料をもとに全体で研修しました。
その後の協議では、就学援助における学校事務職員の役割、支給項目や金額の課題、実務上の課題などについて話し合いました。当面はスポーツ振興センター給付金と同様に、現金支給から保護者預貯金口座への直接振込に移行できるように教育委員会事務局と協議をすすめることとしました。
[松本]
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