研修IIは、「教育改革と学校事務職員」と題し、福島県教育庁学校経営支援課管理主事飯村様より講話をいただきました。
はじめに、教育と予算との関わりについてお話しされました。県の一般会計に占める教育費の割合とその教育費に占める人件費の割合の高さから、教育は人であり教育に対する期待は大きいとのお話しでしたが、県民の期待の裏付けであるということを認識しなければなりません。
また、市町村からの配当予算について教職員一人一人が知っているか、何事も「はじめに予算ありき」と意識してこなかったのではないのか、予算を意識した授業の計画や教育課程と予算とを結びつかせることで計画の精度が高まる、などのお話しもありました。
「うつくしま教育改革推進プログラム」については、本年度特に重視する観点として次の3点についての説明がありました。
(1) 未来を担う人づくり
(2) 地域ぐるみの教育力向上
(3) 安全安心な教育環境づくり
昨今、教職員の不祥事が取り沙汰されていますが、その防止のために事務職員として取り組むべき事として、次の3点を挙げられました。
(1) 公文書・個人情報の適正管理
(2) 各種予算の適正執行
(3) 学校徴収金(準公金)の適正な取り扱い
いずれにしても、高い倫理観・自分で戒める意識であたらなければなりません。
最後に、学校の最大のミッションは子どもの学力の保障であること、チーム力が学校の活気につながること、基幹職員として・唯一の行政職員としてチェック機能の役割を果たしながら学校経営参画に努めてほしい、とまとめられました。
短い時間であったために、ご用意いただいた内容の全てをお聞きすることができず残念でしたが、県教育委員会が重視する観点を理解し、チームの一員として・学校事務職員として、子どもたちの豊かな学びのために何をすべきか・何ができるのかを考えなければならないと感じました。
[遠藤]
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