さて、後編では閉校までの事務の流れなどについて記しておきます。
■閉校準備委員会
閉校の準備期間としては異例の約半年‥‥。その中で区長会、PTAの方々を中心として閉校準備委員会を立ち上げ、閉校式部会(閉校式、お別れ懇親会の開催)・記念誌部会(記念誌の作成)・通学対策部会(スクールバスによる通学対策)・跡地利用部会(跡地・施設の利活用)の4部会を組織してそれぞれに、話し合いを進めてきました。
予算については、市の補助金(記念誌・お別れ懇親会・通学用品等への補助)と生徒活動への補助のために、平成12年頃まで続いていたフキ取り作業の益金積立金や同窓会から援助していただきながら運営している「生徒活動奨励基金」を基に、瀬川地域住民に広く還元することを目的に予算を編成しました。
閉校準備委員会の会合では、思い出話や、数々の思いが会議の時間を長引かせることも少なくなかったと聞いています。
■学校では
閉校記念としてマグカップと全校生徒・教職員で「瀬川中学校校歌」を録音し「声」を残しました。
■備品は
船引中学校、瀬川小学校で必要なものが優先的に運び出され、4月の学校関係内覧会の後、それぞれの場所で大いに役だってくれることでしょう。
■文書は
学校教育施行規則や田村市立小・中学校管理規則により定められている表簿を中心に、「田村市立小・中学校文書分類基準表」により整理しました。
■会計は
校内の会計処理も一覧を作成し、決算書の作成と残金の一括返金を行い、全て解約して終了することができました。
閉校までは怒濤のような毎日でしたが、生徒達の笑顔とそれを見守る先生方の温かいまなざしに支えられ、無事閉校を迎えることができました。これまでにいただいた、地域のたくさんの方々、保護者のみなさんのご尽力とご労苦に心から感謝したいと思います。
もう一つ大切な存在がありました。生徒達のさまざまな活動と先生方の頑張りを、暑い日も寒い日も、毎日笑顔で見守ってくれていた学校のシンボルである「Qちゃん」を忘れるわけにはいきませんね。
瀬川中学校ありがとう‥‥お疲れさまでした。母校で勤務し、最後を見届けることができた幸せに感謝します。
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