本会会報が創刊されたのは、昭和61年春に広報委員会が発足して会報の名称を会員から募り「あぶくま」と決定した6月のことでした。「田村の地域に広がる雄大な阿武隈の山並み‥‥高柴山・大滝根山・片曽根山等、各町村の山々をイメージした」という考案者の意図をその第1号でお知らせしています。
地域にしっかりと根付く活動を展開していこうという思いにピッタリということで採用されたわけですが、それに合わせて当時の広報委員長がロゴデザインを行いました。このあぶくまロゴに今なお変わらないそうした思いを感じていただけたら幸いです。
実際の山並みの様子は、当ブログのタイトル画像のとおりなのですが、不思議なことにおおむね一致していると思いませんか?
実はこのロゴ、この山並みを眺めたり写真などを参考にしたわけではなく、その時はあくまでもイメージだけでデザインしたものだったのです。事実、その当時はまだダム開発が始まっていませんでしたから、この方向・この高さ・この場所から望むことは一般にはできませんでしたし、別の所からではこうは見えないのです‥‥。
ですから、この写真を見てはっと気付いたときはたいへん驚きました。そういえばかなり似ているなぁと思いながら改めてロゴを見て、そのピッタリ具合にさらに驚いた次第です。不思議なものです。
さらに言えば、ロゴに描いた山並みの裾野に広がるのは、満々と水を湛える現在のさくら湖のようでもあります。少々無理があるでしょうか‥‥。
さて、広報委員会では、今年度から会報をテキストベースのメールマガジン形式に変更して配信しています。ですから、このロゴは年度末に発刊される特集号にのみ利用されることとなり、少々淋しい思いがないわけではありません。
しかし、こうしてほんとうの「あぶくま」の山並みのもとで我々の取り組みをリアルタイムで広くご紹介できる時代になったのですから、それはそれで喜ばなければなりません。その一方で、年に一度はロゴに思いを馳せながら「温故知新」の如く1年を・これまでの歩みを、自らの行動をも振り返って、学校事務職員としての資質向上に努めなければならないと考えております。
本年度の活動は間もなく終了となります。次年度も引き続きご指導、ご協力、そして一層ご支援くださいますよう、よろしくお願いします。
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