去る5月27日開催された県事務研代議員研修会・総会から、研修Iについてまとめていただきましたのでご紹介します。ちょっとニュースがスタートしてから1年になるのですね‥‥。
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研修Iでは、「これからの学校と学校事務を考える」と題した、福島学院大学教授で福島大学総合教育研究センターにもご勤務されている宮前貢先生の講演をお聞きすることができました。
学校で仕事をするための研修ということで、はじめに、加速する学校の統廃合というこういう状況だからこそ、原点をいつもおさえたものの考え方をして、みんなで確認しながら仕事を進めていくべきだということ。厳しい財政状況の中で、教育や文化の面にお金を費やしていかなければならないのに、学校だけが聖域ではないという議論がされているため、今の構造改革の中で進んでいくしかない。5年後、10年後の本県教育は?講師が多く新採用が少ないこのような状況で、果たしてリーダーが育っていくのか?少人数教育の効果は、実際都市部の学校だけが助かっている現状だということなど、学校・教職員が置かれている現状をお聞きしました。
学校という場所で仕事をしているのだから、向上心のかたまりである子どもたちを支えていくことに集中して、全教職員でこころ一つにして教育活動にあたり支援していくことの大切さ。子どもの豊かな学びということで、思いや願いを聞き世界を広げてあげられるように、単なる事務職員ではない「学校事務職員」として学校の教育活動を支える「使命と役割」を持ち、子どもの実態を見極め、一歩前に踏み出す教育活動を展開するように、どういう心をもって向き合うか?
特に、学校事務職員としての「使命と役割」を持つことの大切さを強く教えてくださいました。校務分掌の位置づけも、文書収受からスタートしている教育活動に安心して取り組めるように役割を明確にすること。教材・教具を見据えた学習指導要領・教育課程、授業へのかかわりとして、時々授業や週案を見せてもらうとよいということ。校内集金事務の問題一つを考えていくためにも、勇気や目標を持った子どもたちの支援の一助に、まずやってみること、実践。
課題を明確にするうえで、「具体的理解」の理解がされているかという点。例えば、学級費は何のために集められ、どのように使われているかの「理解」は具体的にされなければならない。自分の取り組みを少しずつ変えていき、学校の命である授業を支えていくために効果的に予算が使われているかという自らの重要な課題として、これからますますきちんと役割を果たしていかなければならないことを痛感いたしました。
[ME]
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