ピカピカの新採用の姿はついこの間のような気がしていましたが、新採用者研修ではなくて4年目の基本研修1を受講するようになっていたんだなと、時の流れの早さを実感している次第です。
田村地区での採用というのも何かの縁。たいしたことはできませんが、“同僚”として本気になって育てていかなくちゃという想いはあります。少しずつ委員会活動にも加わっていただいていますが、今回はその基本研修1の様子をまとめていただきました。
6月13日(水)・14日(木)一泊二日の日程で、ふくしま自治研修センターにおいて採用4年目を対象とする「基本研修1」が行われました。研修の内容は次のとおりでした。
(1)信頼される公務員(30分)
(2)時代の変化と意識改革(2時間)
(3)分権時代の地域づくり(2時間)
(4)自律的な学習能力の育成(5時間15分)
(2)・(3)は大講堂での講義でした。やや専門的なところもあり、自治体・市町村職員向けの内容かな?と感じましたが、“児童・生徒や地域のために”と置き換えて考え、より良い自治体(学校)にするためには職員の努力が必要だと改めて思いました。
感心したのは、公民館建設に関するある市の事例です。市で公民館を建設しよう!とすすめている段階で、地域の方々にアンケート(建設に賛成か反対か)を採ります。そして反対派の方を中心に集会を開き意見を出し合うのです(勿論賛成派の方も参加します)。地域の方々の率直な意見を聞き、また反対派の意見を聞く事により、より住民に有効的な施設を造る事ができたということです。こんな施設を造っても誰も利用しないのにな‥‥と思う無駄な事もなくなり素晴らしいと思いました。
今回の一番の内容は(4)でした。グループ形式での演習作業ですが、自分の職務や特性を発表しました。特性については、90種類の単語カードの中から好きな言葉を選び裏面にある暗号?を点数化すると、どういう特性なのか分かるという仕組みです。
事前課題で1年目~4年目までに培った知識・能力・人脈、主な業務、満足度(グラフ化)と満足度の高低の理由などをシートに書いていきました。私の班は市町村職員の方が多く専門用語もたくさんありましたが、様々な職種の方の話を聞くことができていい刺激になりとても勉強になりました。また特性についてはその時の気分により選ぶ単語も異なるそうで、自分の性格を改めて確認するというのもおもしろいと思いました。
この研修では、自分自身を見直したり今後の仕事の目標を明確にするなど、再認識することによってたるんでいた気持ちを引き締め直すことができました。また、違う職種の方々との交流はとても新鮮で、学校しか知らない私にとってはたいへん意義深い研修でした。[KY]
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