田村市に引き続き、5月24日、ライスレイクの家において三春町事務職員会研修会が開催されました。クッキー付きおかわり自由のコーヒー(300円)を飲みながら、ゆったりと研究協議がすすめられました。
三春町事務研では、「学校財務事務研究班」「学校備品管理研究班」「就学援助事務研究班」の3つの課題班に分かれ、町内学校事務の標準化をめざし、また学校事務の在り方などを提案しながら教育委員会等と連携して事務改善を図る取り組みをスタートさせました。
昨年度末から本年度当初にかけて組織や活動計画づくりを終え、今回から具体的な取り組みが始まったところで、今後数回の会合を持ち、来年1月にはそれぞれ一定のまとめをして次年度につなげていく予定です。
■学校財務事務研究班
期限付事務職員の配置が多い現状などから、戸惑っていることや課題と感じる点などを挙げてみました。財務端末入力に関するマニュアルがほしい、事務説明会などでも具体例を示してほしいなど、不安を抱えながらすすめている現状がわかります。
教育委員会からは、照会に対する資料提供などその時々に回答していただいてきましたが、逆に従来のまますすめているところもあるなど、統一されないままの事務も少なくないようです。これまでバラバラに示されてきた資料をまとめて教育委員会に提示し、連携しながら体系的な資料の作成をすすめたいと考え、まずは資料の収集・分類などをすすめることになりました。[IA]
■学校備品管理研究班
データベースによる備品管理をすすめており、昨年度末までにひととおりの入力作業を終えたところです。学校間での備品貸借等を効率的にすすめるため、サーバを利用してデータ共有をしていますが、今後のデータ管理については学校統廃合も視野に入れながら検討を深めていきたいと考えています。
また、新しいファイルメーカーシステムでの運用に向けて、当面は現データを適正・確実に運用していくため、分担しながら支援していく予定です。
一方、案のままになっている備品整備要領を規程化していくため、田村市の状況なども参考にしながら再度見直しをすすめることにしました。[HH]
■就学援助事務研究班
各校の就学援助事務担当内容を確認し、現状での問題点や明確化させる必要がある点などについて話し合いました。
プライバシーに関与する性質上、ともすると対象世帯の取りこぼしや不公平が生じる畏れもあるため、事務担当者として制度内容を熟知し周知徹底に努める必要があります。班の到達目標である就学援助事務のマニュアル化や周知資料作成の重要性なども再確認しました。
次回までに三春町の実施状況(予算・実績等)を調査することとし、申請方法の改善、判断基準の整理、制度が確実に周知される手だてなどについて協議していく予定です。[WE]
班ごとの研究協議のあと全体で報告・確認をし、全般的な情報交換も行いました。秋の視察研修の予定、メーリングリストやネットワーク活用の状況、予算執行上の課題など、OJTを補うための貴重な機会となっています。
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