ある日冷蔵庫が鳴き出した。鳥のように「ピヨ」「ピヨ」とときどき鳴くのだ。最初はあまり気にもせずにいたのだが、半年ぐらい前だったかな、けたたましく鳴き続けるようになって、夜なんかとにかくやかましいのだ。そろそろ買い替えかなぁと思っていたら、やがて鳴き声が弱まってきた。すると全く冷えなくなった。こりゃヤバイんじゃないの?と思ったが、冷凍室はまだOKなのだ。奥の方で冷凍、手前の方で冷蔵という具合で、これでけっこう使ってきた。(笑)
しかしそれも徐々に機能低下し、っていうかアイスとか入れておけないし氷も作れないし、だいたい冷凍室でなんて間に合わないし、もうこういう生活がイヤになってついに新しい冷蔵庫を買うことにした。
冷蔵庫もすっかり多機能化し値段もそれなりだ。そんなにすげー機能が必要だとは思わないので、安いのを選ぶことにした。ちょうど収まるサイズということで決めたのだが、納品まで10日ほどかかりますとのこと‥‥。どうせここまで使い続けてきたのだから、10日なんてどうってことねぇやと今日の配送まで待っていた。
いやぁそれにしても冷蔵庫とはありがたいものだ。冷える。凍る。さすが冷凍冷蔵庫だ。が、冷蔵庫のない生活というのも悪くはないというか、余計なものを買わない。野菜などはできたてのものをもらってきてすぐ使う。ビールもその日飲む分だけだ。氷がないので焼酎などは飲まない。こう考えると、冷蔵庫ってのは飽食を助長し、電気を食い、あんまりエコではないかもな。そうは言ってもやっぱり冷蔵庫の無い生活は考えられないから、自分で注意していかないとダメなんだね。
引き取ってもらった冷蔵庫は、この家に住む前の団地に入るときに買ったものだから20年選手だ。子どもたちにベタベタとシールを貼られ・剥がされ、使用感もたっぷりだった。ずいぶん働いてくれたなぁ‥‥最後まで。感謝しつつ配送トラックを見送った。
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