去る5月24日、福島県公立小中学校事務研究会総会に合わせ、今年も学校事務研修会が開催されました。全体研修、研修I、研修II、それぞれの様子を簡単に報告します。
今回の学校事務研修会の全体会は、「第五次長期研修計画について」をテーマにした、野邊県事務研会長からのお話でした。
以前配付された同計画の冊子を基に、県事務研のグランドデザインやアクションプラン、そして第五次長期計画基本構想についての説明がありました。組織のスリム化や研究大会の秋季開催へのシフトなど、今後の県事務研の方向性を示す大事なものであると改めて思いました。
研修Iは、県教育庁義務教育課・高田管理主事から「福島県の教育施策と学校事務職員の役割」について講話がありました。「頑張る学校応援プラン(平成30年3月一部改定)」から、福島県の現状と課題、そして今後の施策等について、いずれも具体的な説明でした。
研修IIは、独立行政法人日本スポーツ振興センター新国立競技場設置本部施設部施設企画課長・廣田貢氏の講演でした。「チーム学校とは何か?」から始まり、講演の合間には2・3人のグループになって「本日語り合いたいこと4つ」のディスカッションも行われました。
時間の関係で3つしかできませんでしたが、それぞれが持参したコピー用紙に『こんな事務職員になりたい』を一人ひとり書き出し、その発表もありました。
『決意・志 目指すべき姿を実現するために、私が踏み出す一歩
「誰かが風をおこすのを待つのではなく、
自ら未来に向かって希望の風をおこそう。
志をもつ仲間と、ともに、前へ。」』
確かに、事務職員の職務が「従事する」から「つかさどる」に変わった時だからこそ、必要なことだと感じることのできた講演でした。
この学校事務研修会は年に一度しかなく、夏期研修会とはまた違った雰囲気での研修であり、参加してこそ「今の事務職員」の現状などを聴くことができるとても貴重な時間だと思いました。
[安瀬]
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