輝かしい新年をお迎えのことと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、私たち田村地区事務研の活動は、大きく3つの柱ですすめることとしています。研修活動、研究活動については先に述べましたが、もうひとつの広報活動はどうでしょう。
そもそも広報とは、自分たちの取り組みを外側に向け広く発信して理解を求めることです。それぞれの特性・特長、強みなどを具体的に示すことが重要になります。もちろんわかりやすくなければ伝わりません。
言葉や文章もさることながら、受け取る側の気持ちをそっと温めるくらい、ほんのり・じんわり伝えていくような「熱さ」が続いていくといいんだろうなぁと思うのです。
新設校4年目にしてやっと自分のペースというものを何となく感じるようになりました。だいたいの時刻になったら片付けるようにします。むしろ少しやり残す感じです。翌朝は必然的に前日のやり残しから。でもそれはある意味アイドリング状態なのでほどなく仕上がります。冷めたところから全く新しいことを始めるよりも、そのまま次の仕事へスムーズに移ることができるような気がして全体として効率的に感じているところです。
元々冷めやすい性格でもありますし、旧型エンジンはなかなか温まらないのですよ‥‥。丸1日かかるひとつのことを1日でやり切る方法。並行処理ではなく半分ずつ気にしながら2日かけてやる方法。もちろん中身にもよりますが、後者の方が自分としてはフラットなイメージです。
我々の広報の取り組みは、月に1回、2カ月に1回、年に1回、やや単発的に動かざるを得ない現実があります。日々の仕事、研修・研究活動のような日常的なものではありませんから、どうしても冷めてしまうような気がするのです。車のアイドリングのようには行きにくい。何か方法はないものでしょうか。
この時季ありがたいのが使い捨てカイロですね。鉄が空気中の酸素に触れ酸化鉄になるときに熱が発生するという化学反応を利用するものです。昔はいっしょうけんめい振ったり揉んだりしたものですが、全体の目詰まりを引き起こさないよう最初に軽く振る程度でいいのだそうです。
自分自身に熱があるときは、何かと前向きに成果などを伝えたくなるものです。年に数回の研修会などは、顔を合わせて情報交換をするなどしていると次第に熱が上がってくるものです。つまり我々自身がふれあうことによって熱が発生するのです。その熱こそが広報活動とは言えないでしょうか。
広報は何かを伝えることではなく、コミュニケーションによって何かが伝わっていくものなのかもしれません。他動詞的なものではなくて自動詞的なこと。会員同士のつながりを大切にして取り組んでいけば、自ずと伝わっていくのかも知れません。
もちろんそれらを具体的に示す場・機会が必要なのですが、既存の方法も続けながら、あまり形にこだわらず会員一人ひとりが熱源になって発信していくことができたらいいなぁとも考えています。
いずれにしても、学校事務が好きであること。やりがいを感じられるものであること。支え合えること。そのためにはしっかりとふれあって自分自身を温めておくことだろうと思うのです。
さて、三つの取り組みについて私見を述べてきました。言葉尻や喩えなど細かいところはともかく、全体としては自分だけの考えではなく先輩諸兄から受け継いだ熱い思いだと自分は捉えています。改めて、伝えていくことの大切さを痛感します。
・森を見ていますか? 視点を変えながら‥の研究活動
・1UP!してますか? 意識しながら‥‥‥の研修活動
・温まっていますか? ふれあいながら‥‥の広報活動
どれも当たり前のことばかりです。が、その当たり前をみんなで取り組むことで、学校事務という仕事が広く理解されるのだと思います。主体はあくまでも一人ひとりですが、一人ではなくみんなで、そうすれば熱はより高まります。それで周りをじんわりと温めていきましょう。それが学校事務研究会の目的であり役割ではないでしょうか。
ほんとうはもっと早く書き終えるつもりである程度まとめておいたはずだったのですが、思うようにはいかないもの、ゆとりがない現実。期限をマモーレ‥‥あれほど言ったのに。
でもそれはそれ、都合の悪いことは3歩くらい歩いてすぐ忘れましょう。時には老人力ならぬ鶏力?を発揮し、酉年の今年は大きく羽ばたく1年にしたいものです。
会長 橋本広治
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