主題別研究については、前年度から引き続きすすめられていますが、3年次のまとめをすることとなっています。7月29日の研究協議の様子などを主題別に報告します。
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私たちの研究班では、「教育課程を効果的な予算計画で支えちゃおう! (Part 2)」をテーマに、児童生徒によりよい学習環境を提供していくため、教育課程と予算の関連について教員へわかりやすく提案する方法を探りながら、研究を推進しています。
今年度は研究3年次になります。2年次までの経過をふまえ、公費(市町から学校へ配当される予算)については、校内における具体的な配分方法を考え、それに基づいて実践してみたり、物品の購入伺いから支出に至るまでのシステム化を図り、定着させたいと考えています。私費(学校で集金している費目)については、それぞれの目的や必要性などを再検討していくことにしています。
どちらも教育課程と大きく関わるので、班員がそれぞれの学校で、できることから取り組んでいこう、ということになりました。
話し合いでは、実際に取り組んでみた学校より感想・反省点などがあげられました。私費については、集金目的について管理職や職員との話し合いを持った結果、集金費目を削減することができた・集金額を減らすことができた、という学校もありました。公費については、市町からの各種補助金(総合的な学習の支援事業補助金、陸上競技振興事業補助金など)の会計担当者がそれぞれ分かれているので、全体を見通した予算計画・執行が難しく、年度末に残が出てしまったり逆に不足したりすることもみられる、という意見もありました。
これらの意見・感想をふまえ、今後は、教育課程を実施していく際に必要な公費・私費全予算について、事務担当者としてさらに積極的に関わり、各会計の担当者と連絡を取りあうなど執行状況についても確実に把握していく必要があるのではないかと感じました。
教育課程を効果的な予算計画で支え、子どもたちへよりよい学習環境を提供していけるよう、これからもそれぞれの学校でできることを実行していきたいと思います。
[渡邊]
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