玄関先で生徒会のスタッフが下足入れの説明をしてくれた。靴を履き替えると彼らは自己紹介をしてあたたかく迎えてくれた。ありがとう、よろしくお願いしますと簡単なあいさつで応えた。実際の着任の後、今度は音楽室に迎え入れてくれた。合唱部の生徒たちが校歌と大地讃頌とを披露してくれた。少人数だったけれどしっかりした歌声だったし心にジーンとくるものがあった。この子たちのために頑張らなくちゃと思った‥‥。
聴くとこれで全校生の半数に近いのだそうだ。驚いた。そう言えば校務センターでのあいさつのとき、今日はまだ春休みだから全職員ではないのかと思ったら、そんなことはないフルキャストだったんだ。最初の会議が始まる。別室のちょっとしたテーブルを全員で囲む。少々きついがそれでこぢんまりと間に合ってしまう。21年ぶりの小規模校勤務、あれもこれもかなりカルチャーショックな一日だった。
小学校などは、紙で作ったかわいいクマさんとか桜の花とかを飾って迎えてくださる。前の学校だと異動者の数も少なくないから、それだけで相当に華やいで見えたりする。ひとつひとつていねいで、なんか小学校らしいなと思ったりしたものだ。もちろんそれぞれにいろいろな迎え方があって、その心温まる配慮に少なからず意気込むものであり、そうした気持ちを全員で共有してこそいい新年度が始まるのだ。
異動者にとってはもちろん、迎え入れる側にとっても、そこはまさに新天地なのである。いろいろな思いはあるけれど、大きかろうが小さかろうが今朝の感動を忘れないようにと思う。
夕方6時近く、外に出ると黄砂の影響なのかぼんやりと少し黄色っぽく霞んでいた。薄暗く写っているがまだ日は落ちてないし、真っ暗なところを帰る日々だったからすげ明るく感じた。そういえば旧任校の様子はどうだろう。いや、それぞれの新天地に新しい風が吹いているはずだ。
「新天地」で、新たな気持で、仕事してくださいねぇ。娘さんもきっと、頑張ってくれるでしょう、父ちゃんの背中も見てるんだからね^^
あ、決して完璧主義に、おちいらず、マイペースを貫いてね~、徹夜で要綱作っちゃだめよぉ(笑)
投稿情報: こうらん | 2007/04/03 14:38
大きいところもいいけれど
そういうところもまた良いです
年を取ると新しいことへの挑戦ってのが
面倒になってくるのですが
強制的に新天地での仕事ってのも
新鮮な気持ちで再起動というのも
いいんではないでしょうかしらん
なんか、同じ太陽を見ていた同士という感じを持ちつつ
新年度を迎え
それなりにがんばっていきましょう〜
投稿情報: waniko | 2007/04/04 14:04
完璧にとは思わないんですが、何とか間に合わせなくちゃとは思うわけですね。逆に言えば間に合うように自分のペースでやってしまう。そこがあかんのやぁ‥‥。迷惑かけないように頑張りまつ。
おっきなとこはおっきなとこ、ちっちゃいとこはちっちゃいとこなりに、いいこともそうでないこともそれぞれにあるのかもなぁと、3日過ぎて感じたりしています。ただ、わざわざ望むものではないけれど、半ば強制的なリスタートにも意味があるのかもなぁとも感じます。一時の淋しさとか辛さとかはあったとしても、やっぱ新鮮は新鮮だもの。
※気がつけば1週間近くおじゃましてませんでした。同じ太陽‥‥そういう意味だったのですね。エントリの更新通知もいいけれど、望まないTBに悩ませられるのは考えもの。閉ざすしかなくなるわけですよね‥‥。
投稿情報: hiromaru | 2007/04/04 21:33