ウォーキング = まずはカワセミ探しからなんですが、どうにも見つけられません。自分なりのイメージを膨らませて出かけるんですが、なんか違うような気がする。例えば陽差しがものすごく強いとか、ポイント周辺の川面にさわやかさを感じないとか、それらはヒトの感覚だろうと思うんだけど、鳥だって好まないんじゃなかろうかと、そう思うんです。
そんなこんなをいちいち観察しているんですが、とにかく餌となる魚がいなかったら来るはずがないからなぁと思って注意しながら見るんです。そうしていたら、なんだかカワセミよりも魚の方に興味が移ってしまったみたいな‥‥。
カワセミポイントはもう少し上流なんですが、このあたりは下にある堰の高さの関係で流れもほとんど無くなるところ。
よく見ていると、風とは違う川面の動きに気がつきます。写真で言うと左側の真ん中あたり・ちょうど空が映る白い部分との境目あたりと、右側手前の小さく波打った部分。
これらがですね、小魚の群れが水の流れに反して移動している部分なんだということがわかりました。そのあたりを上流に向かって泳いでいるんです。
これを横から追いかけるように川に沿って見ていくと、こんなにたくさんの魚が泳いでいるのがわかるんです。10センチくらいでしょうかね。これは上流に向かっているのではなくて、折り返して下流に向かっているところ。ちょっと変わった色の魚もいる‥‥。
そうなんです。ずっと上に上に泳いでいくわけではなくて、ほとんどの群れはある程度のところまで行くと折り返してくるようなんです。このあたりを回遊しているんじゃないかと思います。
ポイントのあたりをよく見ていても、これほどの魚は確認できません。もっと小さいのが数匹といったところでしょうか。ですから、カワセミがポイント付近にいる意味がないように思うし、ましてや上のポイントなど論外ではないかと‥‥。
そう思うとむしろもっと下流が気になって、下の堰のその下を見ていたら、さっき見た変わった色の魚たちが、水の流れに逆らうように泳ぎを楽しんでいる?様子を見つけました。流れてくる小さなエサを食べているか、あるいは川底の藻に付いているエサでも食べているのか、たぶんそんな感じ。
魚釣りはしぶしぶ出かける極寒のワカサギだけなので、川魚の種類など全くわかりません。が、ネットで調べてみましたらどうやらオイカワのようです。オイカワという名前は知っていたんですがこういう魚だったとは‥‥。(^^ゞ
この時季、川魚としてはとりわけきれいな色になるらしいですが、確かに最初の写真のように青緑とオレンジと、こんな派手な魚が泳いでいたことに驚きました。その色がまたカワセミに通ずるものがあったりして、もうすっかりカワセミじゃなくてオイカワを必死で追いかける始末‥‥。
こうなったら釣り上げてみようかという気にもなったのですが、釣ってどうするんだというのが正直なところでありまして、やっぱ「獲る」ではなく「撮る」にとどめておくのがいいよなぁと思いながら帰ってくるのでありました。
ただ、あの魚群ならでっかい網でひとすくいしたらごっそり獲れそうな気がして、そういう手応えみたいなものも味わってみてぇもんだと思います。そんな手応えが釣りの楽しみなんでしょうねぇ‥‥。
コメント