とある研究団体のWebサイトが大幅にリニューアルし、その概要やブラウズ方法などについて説明がありました。CMSを利用した今風なサイトになって、より便利に使えるのだろうと思います。
今後はサイト運営が簡単になります!とは言え、どっちみち今後も彼ら自身が担当するのだし、HTMLでやってきた以前のサイトをたぶん手作業で移設したんだろうなという部分も見受けられたりしたからなおさら、ここまでの御労苦に対しては、心より感謝申し上げずにはいられません。
が、足早にいちいち説明してみても、実際に利用する会員自身がその内容に対して関心をもって読まない限りはどうでもいい話であって、参加者の大半は「ふぅ〜ん」なんて反応するのがやっとなんであります。
甚だ哀しい話ではありますが、寝ずの更新をなさってきた、こだわって移行させた、並々ならぬそのたいへんな作業に比して、極めてそっけない反応でしかないんですよね。プレゼン後の大きな拍手が僕には少しわざとらしくさえ聞こえたりもしました。もちろん会員は素直に感謝しているんです。細かいことはわからないから流すしかないんだけど、でもたぶんたいへんだったんだろうな‥‥って。
いや、自分だけひねくれてるって話でもなくて、残念ながらこれがサイト運営の現実だと自分は思っています。それが生業なら致し方ありませんが、素人がボランティアのような形で少なからず私財も投じてやっていくとき、そこを理解した上でその担当になって責務を全うするのだと覚悟を決めなければ、正直なところ安定した更新は困難だと思うのです。改めてそう感じた説明会でした。
お恥ずかし話、自分が担当になってるサイトがいくつか止まっています。特別なことを望んでいるわけではないし、自分なりに理解して覚悟してやっているつもりなんだけど、それでもやっぱりダメなんだよねぇ。覚悟したってダメなときはダメなんだよねぇ‥‥。
でも、いっしょうけんめい頑張っている様子を見て、今さらだけど何だかちょっと勇気づけられたような気もしたんです。この歳になって。若い人たちに‥‥。
誰かにどこかに引き継いで行かなくちゃとも考えています。そのためにはまず自分で動かしていくことなんだね。たんぽぽのタネってどこまで飛んでいくのかわかりませんが、いずれ風が吹いてどこかに行き着くはずだから。
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