今年も地区の自主防災訓練に参加しました。昨年とほとんど同じ話ですみません。
組長故に半ば強制的な参加なんですが、何をさせられるのかと不安もあった昨年よりはかなり自主的な意識で臨んでいるつもり。
ビデオを見たあと公園に移動し、今年は数班に分かれてバケツリレーによる初期消火訓練をしました。水源はとりあえず水道にしましたが、いざという時は水の確保さえ難しいですね。重いと続かなくなるから水は半分くらいで始めました。リズムがつかめてきたら空バケツをリレーしました。が、それでもけっこうたいへんな作業だってことがわかりました。
引き続き練習用の水消火器での消火訓練。全員参加のバケツリレーは仕方なくやるんですが、一人ずつの訓練になるとみんな後ずさり‥‥。またオレかよと思いつつも一歩前に出てやってみます。難しくないんだからなんていいとこ見せようとしましたが、ピンが引き抜けなくて焦ってしまいました。消防署の方に手伝っていただいてガチャガチャやって抜けましたが、それもまた練習です。
続いては消防団による小型ポンプ操法訓練披露。重量級のメンバーがいっしょうけんめい取り組んでいて、見守っていた地域住民からは大きな拍手がわき上がりました。事前に若い部長さんから概要やメンバー紹介、応援の仕方や見どころまで、楽しく説明があったので、見る側もけっこう熱が入りました。消防団がより身近に感じられたように思います。
息子もしばらく5時起きで練習していたのですが、地域のためにいっしょうけんめい取り組んでいる実際の様子を見ることができて、ちょっと頼もしくさえ感じましたね。みんな頑張ってる。
次は集会所に戻って心肺蘇生法の講習会。去年は2年ぶりでしたが、1年ぶりの今年の方が落ち着いてできたように思います。やっぱ毎年やらないとダメだね。
これまでは、心肺蘇生法にAEDは付きものと思っていましたが、実際にAEDが必要な(それで助かった)例はかなり少ないんだとか。AEDが近くにあることも少ないのが現状で、結局のところ胸骨圧迫が重要なんだそうですね。
残念ながらこの講習もまた皆さん尻込み状態。間が持たなさそうなので自分も含めて消火器の時と同じ人が登場です‥‥。その時々に署員から説明があり、いちいちみんなうなずいてはいるようですが、こればっかりは実際にやってみないとわからないと思うなぁ。
去年も書いたけど、自分がもしウォーキング中にこのあたりで倒れたとしたら、誰が助けてくれるだろうと考えます。歩いていて見かけるのは年輩の方々ばかり。そのじいさん・ばあさんが講習をためらっているのですから、いざという時はあきらめるしかないのかとさえ思ってしまいます。ちょっと悲しい‥‥。
一方で、家庭用火災報知器の設置についても話がありました。これは逆に自分が近隣に迷惑をかけないようにするためにも、なるべく早めに対処しなくちゃと思いました。
同時進行で炊き出し訓練も実施していました。ガス釜だけでなく、いざという時を想定してかまど炊きもしたようです。
ちょうどお昼頃に訓練が終わり、おにぎりを食べながらの反省会です。反省会という名のお食事タイムですけどね。天気も良くて、消火訓練でも心肺蘇生法訓練でもうっすら汗をかいて、小腹が空いていたからなおおいしくいただきました。
去年は「箸がねぇ」「お茶が来ない」なんて言ってるオヤジが目立ちましたが、今年は訓練の一部という感覚で食べていたように思います。
町内でこうした自主防災訓練をしている地区は他にないらしいです。近所付き合いが希薄化しつつある昨今、お互いに注意し合う、防火・防災意識を高めることはもちろん、コミュニケーションを図る意味でも、年に1回は実施した方がいいんでねぇの?と思いますね。
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