行政区全体の自主防災訓練があって参加しました。何だかちょっと自主的に聞こえますが、ごく単純に副組長になっているから招集がかかったんでありまして、例年開催されてるのに、これまでほとんど出たことがなかった‥‥というのが現実です。
まず最初に集会所で防火に関するビデオを2本見ます。日曜日の午前中、まったりとしたひとときでありますからもう眠くて眠くて‥‥。あぁこれではいかん!と頑張るんですけどねぇ。2本目の「家族でガッテン」は、ゲスト回答者の佐藤さん一家があまりにもテレビ慣れしていて、しかもすばらしい意見を次々発言しちゃうからムズムズしてしまいました。ガッテンに出なくてもいい家族だと思いました。
続いて会場を近くの公園に移し、消火器の使い方などについての訓練です。それなりの人数なので代表の方々がやるんですが、それを周囲で見守るだけ。初冬の風に吹かれてようやく目が覚めた感じです。
次は地元消防団が日頃訓練しているポンプ操法の様子を見学しました。こういうのは春と秋の検閲の時にやってるんでしょうが、それに行ったことがありませんから見たこともない。初めて目の前で見ました。
今どきの若者は‥‥なんてイメージが少しあるものですから、キビキビとした動きがとてもいいなぁって感じました。大会の時などはもっと緊迫した雰囲気なのでしょうけど、いやぁ頼もしく感じます。息子も補欠要員で登場するはずだったんですが、今日は用事があって参加できず。来年は何番かの要員になる予定だとか。
また集会所に戻って、最後は救命救急法の訓練です。心肺蘇生とAEDの取り扱い方についての講習ですが、2年ほど前に受講したことを思い出しました。
実際にはほとんどの方が初めてのようでした。地区全体とは言え参加するのはある程度年輩の方が多いんです。おじいさん・おばあさんとは言いませんが、それに近い方々が少なくありません‥‥。
そういう人たちが、消防署員の様子を1回見ただけでやるというのはたいへんです。いきなり胸骨圧迫を始めたり(印象が強い)、気道確保せず鼻をつまんで呼吸確認したり、AEDの電極パッドを貼らずに裏返しで置くだけだったり、笑っちゃいかんとは思いますけれど、一人でこらえていました。
でもね、いざ自分が倒れた時、周囲に誰かいてほしいと思いますよね。ただ、こんなにオロオロしているおじさんたちだったら、助かるものも助からないような気がしました、正直な気持ち。自分も以前の講習を思い出しながらやってみましたが、頭で考えていたようにスムーズな処置ではありません。大したこと言ってますが、自分だって自信がないです‥‥。
災害はいつどこで起きるかわからないんですよね。とっさの時に慌てず落ち着いてできるはずなどないでしょう。でも災害に関する一般的な心構え、消火器の操作方法、救命救急の最低限のポイントだけでも知っていたら、自信はなくても何らかの対応にはつながっていくんでしょうね。忘れないように毎年参加しなきゃ‥‥と思いました。
最後は、並行してすすめられていた炊き出し訓練に合流するように、被災者になったつもりでおにぎりをいただきました。差し入れもあったらしく、大根炒りとか漬け物もいただきました。趣旨を理解していないおじさんたちは「自分の箸がねぇ」と何だかやかましいです。残念ながら‥‥。いや、責めるとかそんな気持ちはないんですけどね‥‥。
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