ミツバチはその数が増えることだけじゃなくて、群れの数・巣の数が増えることが大切なのだそうですね。群れの数が増えることを「分蜂」と言うのだそうで、元の巣は次の女王蜂となる娘に任せ、母女王蜂はたくさんの働き蜂を伴って巣を離れて新しい巣を作るのだそうです。
元の巣を離れて場所を探している間、蜂の大群は近くの木に写真のような「分蜂蜂球」ってのを作って待機し、早ければ数時間程度、遅くても数日くらいのうちには別の木の洞や石垣の中など閉鎖空間に移動して新しい巣を作るそうです。ミツバチって、生き物ってホントすげぇなぁ‥‥。
この「分蜂蜂球」を見てしまうと、刺されはしないかと心配してしまいます。数匹のミツバチは場所を探して行ったり来たりしていますから、なお焦っちゃいますね。しかし特に危害を加えなければ、人を刺したりすることはないのだそうですね。ですから、家族も増えて家も手狭になったから隣のハチさん引っ越すんだってよ、くらいの軽い気持ちで見守っていればいいのだそうです。
ってことを昨日知りました。職場の敷地内で見つけてしまったのです‥‥。大きさで言えばバレーボール1個分くらいあるでしょうかね。数で言えば‥‥見当もつきません。数千から一万匹とも言われているようです。ちょっと恐いですよぉ。
ただ、場所が場所だけにそのままにしておくわけにもいかず、暗くなっても、つまり数時間経っても(実際分蜂の当日か数日後かもわかりません)動く気配がなかったらしく、やむなく駆除せざるを得なかったと、そういう結果に至りました。
新しい家を造り新しい生活を始めるのだと、そりゃぁ希望に満ちあふれていたことだろうけれど、人間の一方的な都合で申し訳ないとも思うけれど、人間もまた生きていくために身につけた術であるから、ん〜やむを得ないことなんだなぁ‥‥。
あえてここで紹介したのは、本来は駆除の必要がないということを知ってほしいからです。もちろん100%安全だなんてことではないから判断は難しいのですが‥‥。
それから、この時季はスズメバチなどホントに危険な蜂も飛び回っています。くれぐれもご注意ください。
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