二日目。おじさんおばさんの朝は早いのだ。横浜赤レンガ倉庫へ向かうため馬車道で下りたのですが、まだ早いからでしょうか人影もまばら‥‥。今日はちょっと寒い。ジャンパーありがたい。曇り空・やっぱり昨日の疲れもあって何かどよんとしてるなぁ。
ところが、赤レンガ倉庫が近づいてくると何やらものすごい人だかり。ぱっと見、懐かしい車が並んでいるのがわかって、もうそれだけでテンション上がるオレ。
赤レンガ倉庫では、第3回の横浜ヒストリックカーデイが開催されていたんです。
うっわぁ初代シルビア勢揃い。すてき。セドリック、グロリア、トヨペットクラウン。そしてあぁ日野コンテッサ‥‥。もう片っ端から写真撮りまくりたい衝動に駆られているのですが、はしゃぎまくるのもどうかと思い、ふーむ‥‥って傍観してる風情。
マツダR360やスバル360そしてNっころなど名軽自動車が並びます。ヨタハチやエスハチなどのライトウェイトスポーツカー。もちろんセリカやスカイラインなどなど、まずはあの頃の絶版日本車に心躍ります。
コスモスポーツやトヨタ2000GTは何せ数が少なかったし、田舎じゃそうそうお目にかかることはなかったんだよね。これはもう芸術品だな。
そして欧州車。ミニはモーリスやイノチェンティ、1275GT、バンにカントリーマンとさまざまです。ルパンのあれ、フィアット500もしっかり登場してました。
極めつけはロータス・ヨーロッパでしょうか。サーキットの狼、スーパーカーブーム、30〜40年前の世界が目の前に広がっていました。
あの頃、若者ってとにかくクルマ、クルマだったんだよね。自分たち以前のすげぇクルマ、自分たちが乗る現実的かつちょっとカリカリっとしたクルマ、いずれ乗ろうと思ってるクルマ、そういうのをそれぞれがちゃんと持ってたから、なんかおもしろかったんだよね。
仮面ライダーカードのような、架空の名車カードをそれぞれが頭の中に持っててさ、それすげーよなぁとか言い合って喜んでたの。ヲタク的要素もあったな。
そんな中、何よりもうれしかったのは、自分がこれまで乗ってきた車の中で最も溺愛したであろうホンダシビック1200RSに再会できたこと。しかもオリジナルより明るいオレンジ(次のモデルCXがこの色でした)に全塗装、フェンダーミラー交換、RSワタナベのホイールと、あの頃自分がカスタマイズしてたほぼそのまんまの姿だったんですわ。はー。
一瞬「おまえ何でここに?」ってビックリしてしまったんです。約30年の時を経てまさかという思いでした。それにしてもすげーすげー。
正直なところ、オレはまだまだここで過ごしていてもよかったんだけど、団体行動でありますし、次のアクティビティも気になるっちゃ気になるんで、それであんまり深入りしないよう遠巻きに見るのでありました。
でもシビックだけは離れたくなかった。今考えるとちょっと涙出る‥‥。
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