アジサイもいいけどリンドウもなぁ

　昨日は猛暑の中、久しぶりにお城山に登りました。朝のうちに。
　ホントは出かけたくないのよ‥‥という気持ちも実はあるんですが、このクソ暑いときにこそ歩いて汗をかいて減量をというＭ的な気持ちもね、保健指導の電話のあとだからこそ前面に出てきまして、わしわしと坂道を一気に登り上げるわけです。
　アジサイの見頃には充分間に合った感じでホッとするのですが、何せこの天気ですから本来のアジサイの風情ではないような気がしまして、ちょっと戦意喪失の感も。

　でもアジサイというのは色も種類もさまざまで、いろんな表情を見せてくれるから楽しいです。これでたっぷりのしずくなんかをまとっていたら、ずっとここで撮っていられるような気がします。

　ここに来る前に、見知らぬおじさんに声をかけられました。要するに後ろの花をぼかさないで同じように写したいのだとのこと。絞りとシャッタースピードの調整ですねぇなんて話をするのですが、相変わらず素人な自分もそれくらいは言えるようになったんだと驚いたり。でも自分はぼかしたい派だから、それで逆に草むらなどまでしっかり写ってじゃまになるんじゃないかと‥‥なんて心配したり。
　まぁ写真は人それぞれ。他人の写真は自分にはない撮り方だから、それはそれで勉強になるもんですね。たまにはもっと絞って撮ってみなくちゃとか考えるのです。

　写真撮ってどうするの？ なんて聞かれることもあります。こうしてブログに上げているわけですが、結局のところは自己満足でしかありません。
　と言ってしまうと我ながら淋しいのですが、趣味ってのはそもそも自己満足の世界ですからね。それはそれでいいのだ。
　白黒の印刷物しかなかった昔と違って、今はフルカラーをPCの大きい画面でも携帯端末などでも楽しめる時代になりました。写真もフィルム現像やプリントなどの経費をかけずにメモリの許す限り楽しめるようになりましたから、カラー写真が当たり前になってきたんですね。その気ならどこにでも写真を使うことができます。効果的に。
　だから、自分はいざという時のために素材をストックしておく感覚で撮っているようなところもあります。色や形を対象にするとき。季節感や明確なテーマとか。それがロゴや本文の背景に使われるとしたらどこにピントを合わせておくかどこにボケを作っておくか。なんてことも考えるんです。

　久しぶりに散髪してきました。何気なく通っていますが、1カ月ごとなら年に12回だけど 2カ月ごとなら6回しか行かないんですね。床屋さんってのは馴染みのところしか行かない自分ですが、ずっとずっと通い続けられるよう、もう少し短いスパンにしなければ‥‥などと考えるのでありました。笑
　考えさせられたのは、ボツ、ボツ、ボツと大胆に切っていくビデオ編集の話。確かにそうだよなぁと納得しました。実は写真も同じようなところがあって、どれくらいの画角にしようか悩んで微妙にズーム量を調整するときもあるのですが、意外に大した変わらないの。だったら思い切ってワイド端・テレ端に一旦戻ってみたり、一歩二歩と前に出る・下がるをした方が踏ん切りがついたりするものです。
　同じものばかり撮ってると飽和状態になる。ちょっと目先を変えるとムクゲが咲き始めているのに気付く。また新鮮な気持ちになるんですよね。

　花の期間ってそれほど長くないものですが、アジサイはけっこう長いですね。いろんな表情こそありますがさすがに飽和状態という気も‥‥。ここしばらく、毎週毎週同じ散策路を歩いています。季節はどんどん変わるけど、結果的に溜め込んでる写真は似たようなものになってしまう‥‥。

　リンドウの季節でもあります。ふとこういう写真を見るとホッとしたり‥‥。
　同じ場所、同じ目の高さ・同じ角度ばかりでなく、もっと高いどこか、もっと遠くのどこか‥‥。いろんな意味で自分の目線をもう少し大きく変えていく必要があるなぁと考えさせられた日でした。１馬力のバイクだから林道ではなく舗装道ですが‥‥。