蛍光ペンは好んで使う方ではないので、これまで興味はあってもそれほど積極的に手に入れようとは思っていなかった「ステッドラー・テキストサーファーゲル」という蛍光ペン、遅ればせながら購入しました。
ネットでペンやリフィルを買いまして、これもいかがですか?とたまたま表示されたものですから、もぉ商売上手なんだからぁ‥‥とついカートに入れてしまった次第です。
さっそく使ってみたんですが、書き心地?が何だかおもしろいんですねぇ。
まず一般的な蛍光ペンと比較してみました。ごく普通の蛍光ペン、ゼブラのマイルドライナー(ほんのり蛍光色)、そしてテキストサーファーゲルで、ロディアにスーッと線を引いて発色の具合を見てみました。
マーカーらしい目立ち感は、普通の蛍光ペンとマイルドとの間くらいですね。サーファーゲルは一般的なマーカーと違って直径 8mm くらいのクレヨンのようなロウソクのような芯ですから、狙ったところにピタッと引くためには相当な慣れが必要かもしれません。
次は滲み具合と裏写り。モレスキンのスクエアードにジェットストリームボールペンで書いた文字にマーキングしてみました。上から、普通、マイルド、サーファーゲル。
サーファーゲルはボールペンインクの滲みというよりはずるずる引っ張って汚してしまう感じですね。
裏写りの具合。いわゆるインクが出てくるマーカーはそれなりですね。ただ、思ったよりもカメラがはっきりくっきり撮してくれた結果です。いずれもこんなに気になるほどの裏写りではありません。
でも、あまり時間をおかないでその上を指でこすってみると、サーファーゲルはこんなに汚れてしまいます。ある程度時間が経つまではそっとしておいた方がいいでしょう。
次はいろいろなペンで試してみました。シグノは大丈夫かなと心配したんですが意外に大丈夫でしたね。どんなインクが合うのか合わないのか、汚れ具合で何となくわかるような気がします。
一番上のところ、ちょっとオレンジの汚れがあります。これはクレヨンみたいにカスのようなものが残る場合があるんです。やや強めに書いた時かな。イエローとピンクはほとんど気にならないのですが、オレンジはかなり残ってしまうように感じます。意外と発色が良いのであまり強く押しつけなければまぁ大丈夫かなというところ。
これもさっきと同じように指でこすってみました。
結局のところ、紙に染み込んでしまうインクはOKなんですね。紙の上に乗っているだけのものはサーファーゲルといっしょにずるずる移動して汚れてしまう。ということを知って使えばいいわけで。
まぁ一般的な印刷物とかコピーなどは問題ないでしょう。
細い線なんかもちょっと無理‥‥。いろいろ苦手な部分はあるようですが、マーキングという本来の目的は充分果たせるじゃんとかなり寛容にさえなります。線を引くというよりは色をつけたり描いたりするという感覚ですかね。
そして普通のインクマーカーとは違うつるつるっとした独特の書き心地は何だかクセになりそうだなぁ。
透明感のあるクレヨン‥‥スティックのりの感覚でもありますね。先っぽが磨り減ってきたらお尻の部分を回転させ少し繰り出して使います。
キャップがあるくらいだから乾燥させてはダメなんでしょうが、インク式マーカーとの比ではないでしょう。あ、2、3日は大丈夫だそうです。研修などで資料にマーキングするとき何度も何度もキャップを開け閉めするのってイヤになるもんですが、これならぜんぜんオッケー。
この不思議な書き心地を味わいたいがために、あれこれマーキングしてしまいそう。笑
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