何せ秋の季語ですから、毎年今頃までにはそれなりに目にしているはずの「いわし雲」。今季は見てないなぁと思っていたところ、今朝はようやく空いっぱいに‥‥というほどではなかったんですがそれなりに広がりまして、久しぶりなので足を止めてカメラに収めました。ここだけ見ていると何だかほのぼのします。
いわし雲、またはうろこ雲、さば雲とも言うらしいですが、正式には巻積雲だそうですね。けっこう高いところにできる。もうちょっと低いところに高積雲っていう似たような雲ができるそうで、それは「ひつじ雲」とかまだら雲だそうで‥‥。
いわし雲とひつじ雲、違いは一個一個の大きさらしく、小さければイワシのウロコに見えるし、大きければヒツジの毛のように見えると。前者は影ができず白く透き通る感じだけれど、後者は厚みがあるので影ができて黒く見える。ということらしいです。
ってことは、今日はささやかだけれどイワシだったのだろうと思います。
実は昨年もほとんどカメラに収まっていません。おっ!と思ったらだいたいは撮ってるので実際に少なかったのかも。これは一昨年の写真でイワシだと思っていたのですが、どうやらヒツジだったようです。
たぶんイワシって最初の写真みたいな小さな雲が波状に並んでるヤツなんだな。そういう本格的なヤツを見てみたい。
さて、とにかくいわし雲が見えたことで何だかちょっと安心したんですが、この雲が晴れないと天気は下り坂である印だったりするから、早晩雨が降ってくるんだろうと気持ちまで少々下り坂になってしまいます。
日が暮れる前に少し晴れ間が見えてプチ夕焼けな空だったのに、日が沈んだ途端今度は予想どおり雨になってしまいました。しかもこの雨すげ激しくて、雷は鳴り響くは、小粒の雹は降るは、ゲリラ的でちょっと時季外れで、空を見上げて牧歌的になった朝は何だったのかと思いました。
イワシのようだなぁ、ヒツジのようだなぁ、そんな感覚になれないんですね最近の天気は。ホントにもう日本人らしい感性までどんどんなくなりかねないんだなぁ‥‥。
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