お気に入りのツイードジャケット、気づいたらもう6年も経ってました。着っぱなしではないんだから20年はもつだろう‥‥なんて、買ったときはそう思ったりしていたのですが、これが思わぬ事態になってしまったのです。
物持ちはいい方なのでしっかりしていたんですが、昨シーズンでしたか袖のボタンが何かに引っかかって取れてしまったんです。で地震とかあってクリーニングに出す機会を逸し、さらにボタンのことを忘れたまま夏の終わり頃ようやくクリーニングに出しました。
いや、出す前に気づいたんですが、戻ってきたら予備のボタンを付けようと思っていたんです。
ところがさらにもうひとつ取れてしまったんです。店の方では弁償しますからとか言ってくれたらしいんですが、ひょっとしたらこわれかけていたのかも知れないから、けっこうですよとそう伝えてしまった‥‥。
その代わりというわけではないんでしょうが、普通の平たい四つ穴のボタンをくださったんですよ。まぁドン引きですわね。シーズンを迎えてそのことを思い出して、とにかく手芸品コーナーとかに行けばあるだろうと簡単に考えていたんですが、意外になかったんです。袖だけだからそれっぽいものを付けて間に合わせようと思って買ってはみたものの、あまりにも質感が違っちゃってさらにドン引き状態‥‥。
困った挙げ句、ネットがあるじゃんと気づいて、このたびようやくボタンが到着したのであります。
真ん中の赤茶っぽいのがオリジナル、左側のライトな感じのが安易に買ったプラスチック製、んで右側が今回買った革製のボタン。手前はその裏側。四つ穴はどう考えてもおかしいじゃん‥‥。
でまぁ袖だけ買えばいいかとも思ったんですが、現物で確かめるわけにはいかないので色の違いが心配だったのと、他のボタンも革の劣化がすすんでいるのではないかという心配とで、この際ですから全部交換することにしました。
というわけで、自分への、いやジャケットへのクリスマスプレゼントとして、昨日自分で久しぶりに裁縫してみました。ツイードジャケットじゃなくツイードジャケットのボタンというところ、しかも自分で裁縫するというのですからちょっぴり悲しいです‥‥。
まぁいいや。で、左側がビフォー、右側がアフター。撮影の関係でやや小さくなったように見えますが基本的には変わりません。上出来、上出来。色はずいぶん変わって落ち着いて見えるような気がします。これは結果オーライ。
ただ、前の写真でも分かるように新しいボタンはツヤがないんですよ。でもちょっとつや出しの革用クリームなんか塗って磨いてやりますと、格段に変わって安心しました。
そろそろ新しいのがほしいなぁ‥‥なんて思わないでもなかったんですが、ジャケット自体は特段傷んでないんだからまだまだ着てあげないとね。自分としてはかなり満足しているのであります。いやぁ良がった良がった。
例えばエルボーパッチとか付いてるツイジャケなんかもありますが、いずれあんな感じで“つぎあて”してまで着てやろうみたいな‥‥。いやいやあれは確かハンティング用に肩と肘のところを補強したものでしたね。銃を当て肘を付くための‥‥。(^^;
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