ついに来ました。今朝は粘って粘って粘ってるうちにカワセミのツーショットを撮ることができました。やふー、いや、やっほー。\(^o^)/
昨日考えたように、三脚を持っていって最短の地点に固定しました。が、実際には木がじゃまになってしまうので、枝葉が風に揺れて入り込まないよう多少のゆとりも考えながらずらしたんです。
最短の場所で構えていたら(もっと右側から撮ることになる)この2羽の距離はもっと空いてしまったはずなので、結果的に良い位置取りだったと思います。
ん〜それにしてもいいなぁこれ。もう必死でしたけどね。
近所のご夫婦がウォーキング中で、さっきそっちに飛んでいったよと教えてくれたのは下流の方。先日はつがいで飛んでるのも見たという情報も。でも戻らない、今日は上流のポイントに絞るのだ‥‥。
ポイントに到着したのは6時ちょい前。ついさっき飛んでいった‥‥じゃぁ30分待ちだなと覚悟しました。何となくこれまでの勘で30分くらいで戻ってきてるような気がするんです。
とりあえずシャッタースピードとか設定して待ちます。曇ったり薄日が射したり‥‥その日差しがやや強くなって、何だか来そうな気がして構えてみました。ちょうど30分。ファインダーを覗いてもう一度画角を確認して、肉眼に戻ったその一瞬のところでやって来たのです。
ファインダーを覗き直し、動きを見ながら断続的にシャッターを押し続ける‥‥。
最初は後ろ姿、そしてくるっと回って正面を向いてくれます。
時間にして1分ちょっとなんですが、わずか20秒くらいのような感覚。すーっと川下の方へ飛び去ってしまいました。肉眼に戻って見送ったのですが、次の瞬間、狙っていたポイントよりずっと近く・手前の方からもう1羽のカワセミが飛び出していったのです。あぁ灯台下暗し‥‥すぐ下にもいたのか。
しばらく戻ってこないと思い、とりあえず再生してみると‥‥だいたい40枚。ピントはともかく、30分前の明るさに合わせていたままだったから、思いっきり露出オーバー。_| ̄|〇
もう1回頑張るしかない、次は7時頃かと思ってひたすら待ちました。しかしそれがちゃんと7時に戻ってくるんですよ。すごいですねぇ。でも今度はずっと右側の石の方。三脚ごと向きを変えて対応。
何を見ているものやら、右を向いたり左を向いたり、首をかしげてみたり、ときどき見上げたりする様子がちょっと可愛かったりします。ここは1分弱でまた飛んでいったのですが、ベストポジションの枝に渡っただけでした。
カメラの向きを元に戻し、続けて撮ることができたんですが、ここからが長かった。
背中を向けていたかと思うとこっち向きになり、右を見たり左を見たり、ときどき下を向いて川の様子も伺っているようです。ダイブする瞬間を見ることができるんだろうかと次第に興奮してきます。
実は昨日このあたりを歩いているときに「ここからあのへんの間にいるんだよ」と知らないおじさんが教えてくれたんです。見てる人は見てるんだなぁと思ったんです。んで、必死で撮ってるそのときに後ろを通り過ぎていくのは昨日のおじさんだなとわかったんですが、10メートルくらい行ったところから戻ってきて「今そこにカワセミいるよ!」って教えてくれるんですね。
今日は2羽いることはわかってるんだけど、そんな大きな声を出したら今撮ってるカワセミが逃げっちまぁべ! オレの必死感わがんねのがぁ! と思いながら、「あ、はい」と小声で返事しただけで何のリアクションもせず、ちょっと申し訳なかったです。でもカメラの先のカワセミには気づかなかったんだろうなぁ。
そんな必死さが伝わるのか、ときどきカメラ目線になってるんですよね。(^^;
5分くらいこうしていたのですが、やがてこんな様子も見せたりしてくれました。さぁ飛び立つのか‥‥。
と思ったら、もう1羽がやってきたのです。しかも魚をくわえていました。さっきの様子は仲間がやってくるのを迎える仕草だったのかなと思いました。
ということは、親カワセミが魚を捕ってきて、待ってた子カワセミに給餌するのかと期待したのですが、直後丸呑みしてしまいました。笑
枝に留まって様子を伺っていたカワセミも何か期待していたような気がするんですが、何だかね、2羽の間にシラーッとした空気が流れたような気がしないでもないです。遠くを見つめる2羽のカワセミ‥‥。
思うに、これはつがいではなくて、親カワセミが魚を食べるところを見せて、さぁおまえも捕ってこいと、子育て真っ最中なんじゃないですかね。
この間わずか30秒ほど。枝に留まっていたカワセミは諭されたように川下へと飛んでいきました。すると今度は手前のカワセミがその枝に移動します。あぁ‥‥羽ばたいてる様子がしっかり写ってました。
留まる瞬間。
そうして一息ついたというかクチバシを開けたのは、食後のゲップではないかと。たぶんさっきのカワセミの手前、少し我慢してたんじゃないかな。笑 1羽じゃなくて2羽だと何かドラマがあっていいなぁ。
ほどなく川下へ飛び去ってようやく撮影を終了しました。
石のところに戻ってきてから約8分間。場所を替えずに撮っているもんだから同じような写真ばかりが370枚も‥‥。
キッチリとシャープな写真はほとんどないです‥‥。三脚だからそんなにブレてるわけではないので、この条件ではやっぱりこの程度なのでしょう。ガードレールとか利用しながら手持ちで撮っても変わらないね。その方がむしろ臨機応変に対応できるし。
中腰というか姿勢をかなり低くして撮っているので、この8分間はホントにきつかった。撮り終えて一旦立ち上がり、膝に手を当て一人でゼーハーゼーハーしてました。が、いやぁ充実した1時間でした。
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