さぁ楽しい工作の時間です。
先日、ほぼ日手帳WEEKSの表紙は口を開けたままで間抜けっぽいって話をしました。ゴムバンド付けてくれないかなぁって。でも今さらどうしようもありませので、じゃぁ自分でモレスキンみたくしちゃおうと思いやってみました。
結果はご覧のとおりでありまして、仕上がりもさることながら使い勝手もヒジョーによろしいので(しかもカチッとする)、参考になればと思いまして紹介します。申し上げるまでもなく、改造はご自身の責任となりますので予めご了承ください。手を切ったりしないようくれぐれも気をつけて‥‥。
まず準備するものですが、基本的には平ゴムだけです。手芸コーナーにあるだろうと思ってヨーカドーの4階に行ってみましたが、意外にパンツのゴムみたいな15mm以上の白いヤツしか売ってない。ここはオヤジ一人で行くコーナーではないと思った‥‥。
たまたま隣が100均コーナー。ちょっと見ていたらありました。8コールと10コール、どっちにしようか迷ったので両方買いましたが、実際使ったのは8コール。ゴム幅は約7mmです。ネットで見れば各色あるようなんですが、ここでは黒の他にセットもので薄いピンクとかクリームとかせいぜいその程度。チャコールグレーとかほしかったんだけど、結果オーライでした。ま、お好みに応じてどうぞ。
他には、カッティングマット、カッター、はさみ、定規、マイナスドライバー、針と糸、ビニールテープ、だいたいそんなとこかな。
さて作業に入ります。裏表紙の上の方にこんな感じで印を付けます。平ゴムを通す穴を開けるわけですが、上端からだいたい15mm・右端から約10mmのところに、ゴムの幅・7mmの穴です。高さは1mm以内。位置はだいたいの目安です。
下の方にも対称となる位置に同じように印を付けますが、ビニールのポケットが付いています。ここに穴をあけたくないと思われる方は、この工作は無理ですのであきらめてください。っていうか、そもそも穴を開けて取り付ける方法ですので、くれぐれも作業前にじっくり考えてくださいね。まだ2011年にもなってないんですから。
印に沿って7mm × 1mm の穴になるようカッターで慎重に切り取ります。やわらかい素材ですのであっさり切れます。
下の方はビニールポケットの上から思い切って切り取ります。
ゴムを用意します。とりあえず40cm使ってみました。ぐるっと輪っかにする予定です。
いつの間にか、げんがお手伝いに来てくれました。ゴムを持ってくれるようなのですが、邪魔になるだけです。ネコの手を借りるほど忙しくすすめる作業ではないので、お引き取り願いました。
穴にゴムを通します。マイナスドライバーなどで押し込むといいでしょう。自分は手元にあったペーパーナイフを使いました。
反対側も同じように通します。その時、ねじれないようにご注意ください。
とりあえずここで休憩です。まだ日が高いのでさすがにホンモノは自重しますが、こういうときに飲むのにいいですねぇ。何となくその気になる。これ、もっとおいしかったら飲み過ぎるのでちょうどいいのだと思います。
さて、実は穴を通したゴムを内側でつないで止めるつもりだったのですが、何となくボコッと出っ張りそうな気がしたので、計画を変更しました。上は上、下は下の位置でそれぞれ固定することにしました。
だいたい先っぽ1cmくらいをふたつに折って、そこを針と糸で留めてしまいます。これで抜けなくなるというわけです。とりあえず一方だけ。
もう一方も同じように処理するわけですが、ここでゴムの長さを確定させます。
糸で留めた方は仮に固定させ、一番最初の写真みたく前の方を回し、内側でキュキュッときつすぎない程度に締めてみます。好みの強さでいいと思いますが、留める部分1cmを残してあとは切ってしまいます。
自分の場合、結果的に16cm切りました。つまり最初から24〜25cmにしておけば無駄なくできます。なお、ちょうどいいところで同じように留めてから切った方が、リカバリーが利くでしょう。
というわけで、両端とも留まりました。留めた部分が穴のところまで来るよう、ゴムを外側に繰り出してください。
留めた部分がぷるぷる邪魔になるので、ビニールテープなどで貼り付けて固定してしまいます。後々長さの調整をする場合はこのテープを剥がすことになりますので、この段階でゴムがきつくないかゆるくないか、よく確認してください。
自分は梱包用テープがあったのでそれを使いました。
2〜3cm四方にテープを切って、ご覧のように内側に倒すようにして貼り付けます。出っ張っているのでシワができやすいのですが、テープの面積が小さいとそのシワをカバーし切れません。それで2〜3cm四方にしました。
外側に倒した方が邪魔にはならないんですが、テープで固定することを考えると上下の余白が必要だったのです。
さぁこれで完成。おお、こ、これは‥‥たった105円の出費でモレスキンかと見まがうほどの完成度。これはきっとご満足いただけることでしょう。ただし、長期使用にどの程度堪えられるかどうかは未知のことです。無理なテンションをかけなければ、まぁだいじょうぶかなと。
ただ、ゴムの締め付けでカバーの余白上下が内側に折れるのは当然ですから、そこもご注意くださいね。
裏側はこんな感じ。とても素人のにわか仕事とは思えない自然な仕上がりです。内側はあまり気にしないこと。笑
その内側の様子ですが、使わなければ裏表紙だけにかけておけばいいですね。さほどテンションかかっていませんので、カバーが曲がるようなこともないでしょう。たぶん。
使い勝手もいいですよ。例えばこうしてその日のページにしおり代わりにかけておくこともできますね。
裏側のビニールポケット。全面的に使用できないわけではありません。1cmくらい犠牲にはなりますが、まぁある程度の用は足せるだろうと思います。
ゴムがないとパタパタしてしまいますが、かけた途端にちょっとした板状になったかな‥‥そんな感覚もあります。カチッとする。
それでいながら、元々の柔軟性は損なわれず、グイッと力を入れれば曲がりますし、でもゴムは外れません。
まぁこんな使い方はしないと思いますが、こんな使い方も可能にはなりました。
オーソドックスに黒の平ゴムを使いましたが、色ものを使えばナイスなアクセントになるかも知れませんね。
WEEKSの口をきちんと閉じておきたい、モレスキンばりにカスタマイズしたい、そうお思いの方はぜひご検討くださいませ。
脱帽です。
マンセーマンセー!!
投稿情報: korter | 2010/12/12 20:41
すごい!カチッとしてる!(笑)
開いちゃう問題は私もどうにかしたいところです。
その手のゴムバンド便利ですよね。ロルバーンのメモ帳使ってて大変重宝しました。
うーんでも自信ないなあ。すごいなぁ。
投稿情報: 凛々子 | 2010/12/13 14:53
自分でもビックリするくらいじょうずにできました。
とは言え、このゴムは好みの分かれるところですからねぇ。
で、カッチカチとまではいきませんが、オレのレベルでは
けっこういい感じのカチッで、ゾックゾクしております。
あと、工作って書きましたけど、現実的にはお裁縫です。
ゴム幅に応じた細い穴を開けるだけの話。この穴が大きすぎ
なければ=多少きつめであると、ゴムはけっこう動きません
から、きつさを調整して長さを決めたり、先っぽを留めたり
の作業は、思ってたよりかなり簡単でした。
投稿情報: hiromaru | 2010/12/13 22:21