ずっとPalmを使ってきましたが、昨夏iPhoneを手に入れてからほとんど使わなくなってしまいました。実際には2年半くらい前にスケジューラをデジタルからアナログに戻した頃からご無沙汰気味なんですけどね。
自分の場合、スケジューラを普通の手帳に換えてしまうと、あと必要なのはメモ機能程度なんです。そのメモ機能はiPhoneに切り替えたはずだったんですが、なぜか定期通院のときだけはPalmを持っていって、検査結果の数値や主治医のコメントなどをちゃちゃっと入力していたのでした。これは手術後通院するようになって以来続けてきたことなので、すっかり習慣になっちゃってたんだなぁ‥‥。
ところが、先日の通院の際、持っていこうと思ったらバッテリ切れでした。今日はやむを得ないとその時はあきらめたんですが、とりあえず充電だけして出かけ、ただいま!と帰ってスイッチを入れてみたら、なんとまぁ完全に工場出荷状態に戻ってしまっておりました。
これまでにもバッテリ切れは何度かありました。でもこんなことは初めてです。9年間書き貯めてきたあれこれも、たまには数年も遡って確認したスケジュールも、何もかも、とにかく一切合切失ってしまったんであります‥‥。_| ̄|○
この現実はどうしても受け入れ難かった‥‥のですが、この半年くらいは入力こそすれどHotSyncすることは全くなかった、そんな自分が悪いんだとただただ凹むオレ‥‥。
Palmを使い始めたのは2000年の5月8日、ちょうど9年前です。それまで使っていた手書き手帳から小さな電子手帳に移行したいと思っていたのですが、Palmは自分の使い方にピッタリ合っていて、以来片時も離さないくらい常に携帯して使うようになりました。
AppleのNewton Messagepad 130をはじめ、いろんな電子ツールを試してきた中で、Palmはとてもコンパクトでありながら実に軽快に動いてくれたんですね。
最初はPalm vxでしたが、最終的にPalm TUNSTEN|T3(以下T3)を荒業で日本語化して使うといういけない方向にすすんでしまったのは、日本語をサポートしなくなってもとにかく便利だったから使いたい、単純にそれだけです。環境が整うまではいばらの道でした。が、整ってさえしまえばもう非常に快適快適でありまして‥‥。
まぁそれは置いといてと。とにかく一切のデータを失ったショックで、少なくても半年前までのデータはMacintoshにバックアップされているはずということすら忘れていました。一晩考えてようやく思い出し、さっそくT3に呼び戻そうと思ったら‥‥そのやり方を忘れていたと‥‥。iSyncだっけかなぁなんてやってみましたが見当違い。クレードルのHotSyncボタンまで忘れていたとはお恥ずかしい話でした。
何はともあれリストア開始。でも日本語が通らない。文字化けの嵐‥‥。何がバックアップじゃい!などとT3に向かって凄んでみますが、頬を伝うヒトスジの涙を隠すことはできませんでした‥‥。
最終的に「ある程度は」日本語が通りました。が、フォントの設定とかね、これまでの画面と何か違うんだなぁ‥‥。改めてT3をいじってみて感じるのは、PDAとしてやっぱり便利ってこと。今さら本格的に使い直そうとは思わないけれど、ワイヤレスの折りたたみキーボードで文章入力する、そうちょうど「ポメラ」代わりに、それだけでも非常に便利です。入力しさえすれば、あとはBluetoothでピッ!とMacintoshに転送できちゃう。
そう考えると、この微妙に何か違う環境をどうにかして復旧させたいのであります。数日前の惨状からは相当戻ってるんですが、ん〜あと一息が‥‥。
[追記]
T3に書き貯めていたあれこれを読んでいったら、tsPatchというソフトとSelectFontというソフトを併用することで、J-OSのちっちゃい文字を利用できるようになることを思い出しました。
そのあたりも何度となくやってみてはいたんですが、設定の順序とかもあってうまくいってなかったと‥‥。
でもおかげさまで環境的には完全復活を遂げました。\(^o^)/
残念ながら約半年間のメモデータはあきらめるしかないなと思っていましたが、09年になって間もなく半年だってのに08年のつもりしてたもんですから、半年じゃなく1年半のメモデータがなくなっているのだと気づき、改めて凹んでいまつ‥‥。_| ̄|○
投稿情報: hiromaru | 2009/05/10 23:23