日の出の頃

　消防の新人訓練に息子が出かける音で目が覚めてしまった。赤々とした外の様子が気になって見てみると、もう間もなく顔を出す太陽が、深い色の青空に浮かぶ雲をオレンジに染めていました。
　５時前に目を覚ますなんて久しぶりだったし、ましてやこんな鮮やかな空の様子もずいぶん見ていなかったから、あわてて飛び起きてカメラを持ち出しました。刻々と昇ってくる太陽はどんどん明るさを増してくるから、暗いうちに暗いうちにとかなり急いだつもりなんだけど、あの高台まで行ったらもうこの色は出ないなと思い、とりあえず飛び出したところで撮影。

　さぁ高台へと向かう途中、桜並木の若葉を照らす様子がまた鮮やかでした。プログラムモードで簡単に撮ると、影の部分までしっかり撮してくれて木肌の様子までわかる明るい画になってしまい、こうしたコントラストが出てきません。シャッタースピード優先・1/10で撮っていい感じになりました。
　太陽はどんどん昇ってくるので、その設定をどうするか気が気ではありません。写真はこういうところが難しいなぁと思うんですが、いろんなものを撮して経験を積んで、手早くピタッ！ピタッ！とできるようになりたいものです。
　高台についた頃にはやっぱりもう普通の風景でした。が、早朝の空気はやっぱりうめぇです。さぁ今日は歩くぞと思いましたが、その後は曇りがちで時折小雨がぱらついたり、結局ウォーキング中止でした。