この時期可憐な花を咲かせるカタクリ。実家裏山にも少々自生しているのですが、毎年何となく撮り逃してきていました。
今年は「カタクリの里」ってところがあることを知って、さらには友人に見頃だよと教えられ、昨日買い物のついでにちょっと寄ってみました。
くねくねと山道をのぼって行くとやがてたどり着くのですが、忽然と登場するビニールハウス&はっぴ姿のおじさん・おばさん軍団にちょっと引いてしまいました。バックするわけにもいかないし、とりあえず駐車場まで‥‥あぁ懐かしい演歌が流れています‥‥。
が、左手の林の中には尋常じゃない数のカタクリが咲き誇っているのです。っていうか一面カタクリで覆い尽くされていて、まるで薄紫色のじゅうたんでも敷き詰めてあるようでした。
はやる気持ちを抑えながら、軽く会釈をして軍団の前を通り過ぎ、林の中へと入っていきます。まさかこれほどとは思ってもいなかったので、呆気に取られるというか、すっかり驚いてしまいました。ちょうど見頃でしたし、いやぁいいもの見せていただきました。これは一見の価値ありだと思うなぁ。
すっかり陽気にはしゃいじゃってるおじさま・おばさま。帰りがけ、ヘタに声をかけられないように・そっちの方は見ないように通り過ぎたのです。が、背後から「ひろまるさん、ひろまるさん」と呼ぶ声が‥‥。え?おれ? 人違いと思いつつそっと振り向いてみると、そうそうキミキミあんただよと手招きしているではありませんか。ひぇ〜っ、こんなところに知り合いなどいるはずがないのにあぁ捕まっちゃったかなぁ‥‥と渋々戻ってみたら、意外っちゃ意外、当然と言えば当然の知人でした。(^^ゞ
まぁ座って飲んで食べてと勧められましたが、それこそキリがなくなりそうなので丁重にお断りして買い物モードになりました。
このおじさん・おばさんたちが協力して、この山のカタクリを維持管理なさっているようです。皆さんにとってはこの時期まさにお祭りのようなもんなんだろうなと思いました。来年もまた楽しませていただければ‥‥。
我が家の庭にも、どういうわけか、カタクリが毎年花を見せてくれます。おそらく、山歩きする夫にくっついてきたのでしょうか(笑)ひっそり一輪だけですけど・・・群生も見事ですね・・・・^^
投稿情報: こうらん | 2009/04/16 13:15
こうらんさん、おひさです。
カタクリって深く深く根を張るんだそうですね。それから、種を蒔いて咲くまでの期間も長くて、なんだかんだ7年もかかるとか。
たった一輪でも、それは相当強いカタクリなんでしょう。種がはじける前に取って増やしてみてはいかがでしょう。自分は絶対やらないと思いますが‥‥。
しかしまぁこれだけ見事に咲いてるってことは、保存会?のおじさん・おばさんたちの、並々ならぬ手入れのおかげなんだわなぁ‥‥。
投稿情報: hiromaru | 2009/04/16 23:41