毎年言ってることなんですが、2月3日は特別な日なので今年もやっぱり同じことを書いてしまいます。
いろんな症例を診てきましたが、こんなに重症であるにもかかわらず大きな自覚症状もないままでいるのは稀であり、加えて他の症状も出ていないのは奇跡的であるというか。ただ、もうタイムリミットぎりぎりで、早急に手術をしなければなりません‥‥。なんて主治医に言われましたっけ。
心臓を一旦止めるだなんてとても信じられなかったのですが、手術後数時間、麻酔が切れてようやく意識が戻ったとき、重くのしかかる鈍痛みたいなのがつらかったのだけれど、あぁ生きてるんだ、心臓が動いてる、記憶もたぶん大丈夫‥‥ってものすごくホッとしたのでした。2月3日・節分。身体の中の鬼を退治していただいて、自分は改造人間として生まれ変わったような気になったのでした。
3カ月くらいは入院だろうと言われていたのでしたが、結局1カ月半くらいで退院することができました。その間ずっと寝てるだけですし、話す相手もいませんし、だからノートに向かってあれこれつぶやくように、日々あれやこれやを書き綴っていたのであります。
たまに読み返すとついついはまってしまうのであります。そして健康のありがたみとか、人の情けとか、もう一度考え直すことができるんであります。今となっては大切な宝物となりました。
さて、そんな節分の日。去年は豆まきをしませんでした。今年はどうしようかと考えていましたが、帰ってくるのが遅い娘がいるので、それなのに豆をまくわけにはいかないということで、今年も中止と相成りました。いいのいいの。まぁいずれ孫といっしょにできるようになったら再開かな。いつのことやら‥‥。
とりあえず、魚の頭をあぶったものを玄関にだけ刺しました。それも竹串にシシャモの頭というめちゃくちゃ手抜き。まぁいいってことよ。恵方巻を食べる習慣なんかこのあたりにはないのですから食事も普通‥‥のはずでしたが、今年はなぜか食卓にそれが鎮座しておりました。
今年は東北東の方角だそうで、黙々もぐもぐ食べましたが、それで景気が良くなるならどっちでも向きますよと、そう思います。景気回復につながるなら食べましょう。楽しくなるなら飲みましょう。健康にいいなら始めましょう。人生楽しまなきゃ。
関西発祥の恵方巻。えぇほう向けばえぇんとちゃいまっか?
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