眼下に大銀杏が見えるんですが、その黄色が日増しに濃くなっています。山々の黄色や橙や赤のコントラストも次第に薄れて茶褐色化しています。どんどん冬に向かっているんだなぁと感じるこの頃。
今朝は霧の間から遠くの山並みのシルエットが幾重にも広がる大パノラマといった光景でした。近景の赤や緑、そして黄色がとても鮮やかで、でも秋の見納めかもなぁ‥‥なんて思ったりします。どう切り取ればいいのかわからないので、とりあえずの範囲を撮っておいて上下を思いっきりカットしてしまい、2:1の写真にしてみました。普通はしないですけどね。
先週土曜日、とてもいい天気で観光にはもってこいだったのですが、逆に晩秋の三春の様子を撮れなかったんだよなぁ‥‥なんてことも考えてしまいました。見慣れた風景ですからどうってことはないんですが、見慣れているからこそ最高の瞬間を実は見逃していたりするもので、だからその瞬間を記録できる写真っておもしろいなぁと思うわけです。写真って、時の流れの一瞬を切り取ることでもあるんでしょうね。
逆に撮れなかったことでますます意欲が湧くのであって、ひょっとしたらカワセミが留まっていたかもしれないあの棒の先っぽが、やけに思い出されるのでありました。今度の週末もダメなんだよなぁ‥‥。
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