ずっと「キバナコスモス」だとばかり思っていたんですが、実際には「オオキンケイギク(大金鶏菊)」というのだそうですね。名前はどうあれ、群生する様はなかなかきれいです。ここ数年、この時期にずいぶん見るようになったというか、あまり気にしなかった一昨年、この時期ずいぶんきれいだことと思った昨年、そして今年は自分の行動範囲のあちこちで見事に群生してるなぁと、確実に繁殖していると思います。
実はこの花、北アメリカ原産の帰化植物で、外来生物法で特定外来生物に指定されており、栽培や輸出入どころか運搬すら禁止されているのであります。繁殖力が強くて生態系に悪影響を与えてしまうからだそうですが、前述のように確かにここ数年で一気に増えてきた感があります。いやぁ、花も見かけによらないもんですなぁ。
写真は職場近くの道路沿いで撮ったものですが、数百メートルに渡って見事なまでに咲き誇っています。草刈り作業を控えてどうしたものか、刈っていいものかどうかと考えていたわけですが、悩んでいるどころかタネがこぼれる前にさっさと刈り取るべきだという結論に達しました。
通勤の道すがらあちこち見ていると、道路脇とか法面などに多く見られます。ところによってはその周りをきちんと刈り込んでオオキンケイギクのみ残して、しかも縄などで一体を囲うように縛って保護しているようなところさえあります。育てちゃダメダメ、バカにならないような厳罰に処せられる恐れがあります。ご注意ください。
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