放っておくわけにはいかないなぁ、そろそろスイッチ入れてあげなくちゃならないなぁ、猫の踏み台になってるよなぁ、そんなことを思いつつも前回の通電からあっという間に半年が経過してしまった。
恐る恐るスイッチを入れてみたが‥‥やっぱりウンともスンとも言わなかった。ついにバッテリー切れか、そう思いながらもう一度。ブラウン管に変化がある。電源は大丈夫なんだ。でも動かない。ハードディスクか‥‥。もう一度スイッチを入れ直す。ハードディスクがちょっと動いて止まってしまうのがわかる。期待しながら何度となくスイッチを入れたり切ったりするが、これまで以上に厳しい状況であることは、誰よりも一番よく知っている。あぁついに逝ってしまったか‥‥10回くらい試してそう思った。
休みだってのに朝から一日パソコンに向かって仕事してたから、もう飽和状態だしストレスが溜まってきたしで、それでSE/30に目が向いたのだ。もう1回やってダメだったら仕事に戻るか‥‥そう思ってスイッチを入れたらあの起動音が聞こえてきた。生きてる。嬉しかった。
そうは言ってもデスクトップが表示されるまでは油断できない。心配しながら見ていると、やがてだいたいぴったりな時刻表示がメニューバーに現れた。内蔵バッテリーもバッチリだ。良かった‥‥。
考えてみれば、このコンピュータもいつどうなるかわからない。とりあえずハードディスクが一番心配なのだからバックアップを取るべきだと思った。でもCD-Rなどないし、外付SCSI HDDもないし、Zipドライブでは足りないしドライブも調子よくないし、さすがに時代を感じる。そうだ、サーバに丸ごとドロップしちゃえと、起動時にサーバの共有フォルダがマウントされているのに気づいてそうした。
十数年前のマシン故、Ethernetとは言えSCSI経由のトリッキーなシステムだからコピーもそんなに速くない。っていうか遅い。遅いけれどコピー作業はきちんと進んで無事丸ごとバックアップできた。バックアップ後に、サーバは数GBの小さなハードディスクだったことを思い出したが、丸ごとと言っても200MBちょっとだから充分間にあった。
さて、強化電源を入れて以来、起動してしまえば安定感はバッチリだ。漢字Talk7.5.5で128MBものメモリ環境なんて今思えば夢のような世界だが、それも安定性の一因かもしれないな。あくまでも「起動してしまえば」の話だが。
最近はMacで何かすると言っても、blog更新くらいのもんだ。そのための下書きはJedit、写真管理はiPhoto、写真加工はPhotoshop。あとはThunderbirdでのメールとSafariでWebブラウズ、もちろん他にもあれこれ使うけど大きいところはまぁそんなもんだ。仕事関係はWindowsがほとんどだから、結局のところSE/30の出番など無いに等しい。起動させてはみるものの、何もすることはないのだ。
それでもやっぱり使いたいという気持ちは強くて、こんなことをダラダラと書いてみる。するとblog更新の一助にはなる。ならないことはない‥‥くらいかな。普通に文章を書くのは何の問題もないのだからよしこれで行こうと思わないでもないが、使う人間は自分一人なんだし、同時進行できないんだし、わざわざ2台使う必要はないんだよなぁ。
いやいや、もしPowerMac G4に何かあった場合には代行しなければならないのであるから、そのための環境は整えておかなければなるまい。まだまだいきまっせと、そういう気概は必要だな(でもPowerBook G4あるし‥‥)。ま、お疲れモード時のストレス発散ではあっても、まだまだ元気であってほしいもんだ。
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