ちょうど7年前、2000年の5月8日にPalmVxを買って、以来機種こそ替わったけれどずっとPalmを使い続けてきた。簡単に言えば電子手帳のこと。そういうわけで今日5月8日は自分の中では「PDAの日」なのだ。いや「Palmの日」だな。
中だるみはちょっとあると思うが、その日以来ずっとスケジュールを中心に入力しまくってきたから、1日1日遡って見てみるのもおもしろい。ちなみにその日は月曜日だったんだけれど、退院間もない私はまだ2週間おきの定期通院で、そんな月曜日は丸1日休まざるを得なかったのだ。
最近のことになるが、異動前・3月まではとにかく何でも入力してきた。決してムキになってやってきたのではなくて、まぁ習慣化してたんだろうな。
しかし4月以降パタッと止まってしまっていた。今頃気づいた。以前と比べて時間がないとは言えないのにPDAにかけている時間がないのだ。っていうか、無理してでも「PDAの時間」をいろんなシーンで確保していた3月までとは逆に、無理して入力しなくてもいいやと割り切れるようになった‥‥という感覚かなぁ‥‥。
その代わり、アナログなスケジュール帳はフル稼働である。スケジュールに限らず、いろんなことをノートに書き留めるようになった。それはまた別のノートなんだけど、めんどくさいし何冊も持つわけだがその方がいいような気がするのだ。
おかげでボールペンの減りが早い。ボールペンを使い切るなんてあまりなかったし、使い切る前になくしたり別のペンに切り替えてしまったり‥‥。以前紹介した三菱・JETSTREAMはもう3〜4本目になってる。
ノートに書き溜めるということは、電子データじゃないということ。いざという時は改めて入力し直さなければならない。それはめんどうというか非効率的だと思うからやっぱりPDAだよなと思ってきたのだ。でも、一旦入力してしまったものはそんなに編集し直さないのだ。手書きのものは再考しながらの入力となるし、あっちこっちのページをめくってつなぎ合わせたりもするから、これはこれでおもしろい原稿ができたりするものだ。たいした内容でなくてもさ。アナログっていいかも。
しかしだ。そういうことを考えたとき、じゃぁずっと信仰?してきたPDAって何だったんだろうと、微妙に釈然としないモノが残ってしまうのも事実。スケジューラ、メモ、ToDo、アドレス、どれもケータイで代用できそうだがケータイにはない電子手帳らしさはどうしても捨てがたい。案外職場の規模によることなのかもしれないから、もうちょい様子を見てみようと思う。でも、無くなったらどんなにか不自由だろうと思っていたのに、別にどうでもいいやという気持ちになってしまうなんて、ちょぉっと信じられない「Palmの日」なのだ。
僕はカシオペアE-500に1999年、出会いました。その後すぐにIBM workpad(Palm VxのOEM)に鞍替えし、以降何台買ったか判りませんが(苦笑)今現在はあれほど好きだったPalmではなく、Windows MobileのDell AximとLinux Zaurusに行き着いてしまいました。
結局ネットワークがPDAに入り込んできてから、Palmは僕にとって使いづらいOSになってしまったんですね。ネット依存症。それと、PDA自体で入力することが格段に減ったことも理由のひとつかも。今でもほぼ完璧にグラフィティは使えるけど、やはり母艦からキーボードで入力したほうが速い。メモは紙のノートに書いたほうが、図表を織り交ぜられるので効率よい。そんな理由でしょうか。
今の使用用途は、ネット/メール端末とスケジュール/連絡先管理が半々。もっぱらZaurusがメインになってしまってます。こういう用途だと、横型VGA+キーボードが便利なんです。って、要はPDAとしてよりも、小さいPCとして使ってるようなもんですね。
投稿情報: 先生くん | 2007/05/08 23:15
そうそう、紙のノートだとあれこれペタペタ貼ったり、あえてグシャグシャと書き加えたりして雰囲気なんかも残せるんですよね。それとやっぱりキーボード。
前にも言いましたが、やっぱり小さいPCって感覚で使えるなら使うんじゃないかと思います。Appleからちょー薄型PC登場!?みたいな噂も流れたことありましたが、今の技術なら間違いなくできるんだろうな‥‥。それがPalmのようにスイッチONでいつでも使えるようならいいねぇ。ってやっぱりそこに行き着いてしまう。
投稿情報: hiromaru | 2007/05/10 22:12